|
電子コントローラ(ECU)の適合(Calibration)/セッティングとは、車両の仕様や用途、使用地域にあわせて、制御定数の最適値を求めていく作業です。 ここでいう「適合」とは、「調整」という意味合いは薄く、「セッティング」という意味合いが強いものです。 この最適値は、演算処理能力や、理論値と実際の値との誤差が大きく、今日のところECU内で計算して求めることが困難です。 そこで、最適値をECU内の定数として、埋込む手法がとられています。 その作業の中で、エンジニアがECUへ各種指示を行うためのユーザインターフェイスが、PCアプリケーションとして開発されています。 |
![]() |
主な機能は、
|
![]() |
|
これらは、ECU、通信インターフェイス、アプリケーションソフトとシステムとして実現します。 市販製品ではETAS社INCA、Dspace社ControlDesk、Vector社CANpe などがあります。 自動車部品メーカー、車両メーカのオリジナル版も存在します。 それらの中では以下のキーワードが重要となります。
|
![]() |
|
「A2L」とは何ぞや?との方は、ASAM委員会からこちらにダイジェスト版が公開されているようです。 「XCP」にいては、VECTER社の解説書が公開されています。DAQがいかに負荷および遅延なくRAM値計測が可能かが読みとけます。 |
|
適合データの作成は非常に手間がかかるところです。 一般的にコンパイラが出力する .map から基本アドレスを抽出し、適合データを生成するアプリケーションを用意します。 構造体メンバアドレスや配列行列数は、.mapでは判断できないため、ソースコードを読込みそれらを抽出するアプリケーションも必要になります。 ![]() 変数アドレスはECU開発中は逐次変わるため、素早くアドレスや構造変更に対応でき、アドレスずれによる動作異常を防ぐ仕組みも必要です。 これらはコード記述ルールは組織によって異なるため、各メーカ、サプライヤ毎に作成されていると言われています。 なお万能では無いようですが、A2Lは制御モデル等からの生成も可能になっています。 |
|
実車のみでの使用と思われがちですが、ECUのハードウェアとファームウェアの開発に、利用されるケースも多々あり、比較的ユーザ層は広い場合もあります。 技術的には、車載およびエンジン制御に限らず、広く電子コントローラに適用できると考えます。 |
アプリケーションに付随する技術要素しては以下のようなものがあります。
|
|
弊社ではこれらの一連のHowToを保有しています。 以下の場合はぜひこちらより相談ください。
|