「支払いのプロファイル」と「税のプロファイル」の申請が完了すると、有償でアプリを公開可能になります。
公開するには、msixパッケージを生成する必要があります。従来のmsiでなく、Androidのapkのような感じです。その生成方法の詳細は、他のサイトでいろいろ説明があると思います。手順概要と、当方が引っかかた事項を、記述しておきます。
まず手順概要です。
- 「パートナーセンタ」で、アプリ名を登録します。他とダブらないようにするためです。
- Visual studioに、「Windowsアプリケーションパッケージプロジェクト」を追加インストールします。(標準インストールされていたかもしれません)
- アプリのソリューションに、「Windowsアプリケーションパッケージプロジェクト」を追加します。
- 追加したパッケージプロジェクトに、アプリを割り当てます。
- パッケージプロジェクトで、パッケージを生成します。
- 生成後、パッケージの自動テストを行います。
- テスト後、パッケージの署名を行います。
- パッケージ単体をテストします。
上記6.について
不合格1点、警告1点が発生しました。
不合格は、結果の表示のリンクを開くと、以下の表示が見られました。
これは、アプリをStroeに公開したときのタイトル画像がパッケージ作成時にプレ生成されます。それが未編集だと発生します。メッセージ中の画像を編集すと解消されました。
警告の詳細は以下のとおりでした。
ディスプレイの「拡大縮小」(100%、125%などの選択)に追従していないと警告されるようです。
アプリのプロジェクトにマニフェストを追加する解消しました。以下コードをマニフェストファイルに書きました。この内容は、Micosoftのサイトに書いてあったと思います。
マニフェストファイル1:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<compatibility xmlns="urn:schemas-microsoft-com:compatibility.v1">
<application>
<!-- Windows 10 compatibility -->
<supportedOS Id="{8e0f7a12-bfb3-4fe8-b9a5-48fd50a15a9a}" />
</application>
</compatibility>
マニフェストファイル2:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0" xmlns:asmv3="urn:schemas-microsoft-com:asm.v3">
<asmv3:application>
<asmv3:windowsSettings>
<dpiAware xmlns="http://schemas.microsoft.com/SMI/2005/WindowsSettings">true</dpiAware>
<dpiAwareness xmlns="http://schemas.microsoft.com/SMI/2016/WindowsSettings">PerMonitorV2</dpiAwareness>
</asmv3:windowsSettings>
</asmv3:application>
</assembly>
このマニフェストファイルを、プロジェクトのビルド後処理で、コマンドラインでインポートします。
上記7.について
ちょっと悩みました。以下のように選択しました。
署名のデジタル証明書はMicrosoftが生成したものですが、自分で証明書ベンダーから用意しないといけないのか今だよくわかりません。
生成後、いろいろなファイルが生成されますが、パッケージ本体は以下の.appxファイルとなるようです。
「AppPackage」にもいろいろできるようですが、何に使うのかよくわかりません。
上記8.について
パッケージ「.appx」を実行しますが、「証明書なし」でインストールできません。証明書は以下の場所に生成されています。これを先にインストールすると、パッケージを実行できます。
しかし、証明書はパッケージに含まれていないのでしょうか? Storeからインストール時に、証明書のインストールされるのでしょうか?
試したいのですが、 有償にしてしまったので、別PCでダウンロードしてインストールするとお金がとられてしまいます(かな???)。