eLTAX PCdeskで納付発行依頼を後から行うには?

eLTAX PCdeskで、法人市町村民税、法人県民税を申請を送信後、送信結果一覧から、「納付発行依頼」を行いpay-easy等に必要な納付番号を得ます。しかしいつもなんとなくスルーしてしまい、再びどこから「納付発行依頼」を行うのか迷ってしまいます。

結局、毎年、送信からやり直している気がします。今回いろいろTRY&ERRし、市税の場合は「みなし・見込み納入」から送付結果一覧が表示でき、そこから納付発行依頼が行えたました。

しかし県税の場合、同じ手順で操作しても送付結果一覧が表示されません。バグか?と思いeLTAXに問い合わせました。その結果、「電子申告連動」から行うのが正しい手順だそうです。

んーん、画面の文言をよく読むと「これかな?」と思えそうですが、ちょっと連想しにくいメニュー名ですね。

Xperia Z4 tablet国内版をAndroid11相当(LineageOS18.1)にupdateする’23.9月版

先刻、個人の方からSO-05G / Xperia Z4 tablet をカスタムROM化の依頼がありました。薄く軽量な防水10インチ、付加価値の高い端末です。そこそこ処理能力もあるので未だ未だ活躍できそうです。Android6止まりで使えなくなるのは確かに勿体ない。

当端末には、Wi-Fi版(モデルNo.SGP712)と4G版があり今回は4G版です。元々有志の方々が作られたオープンなものなので、HowToとして掲載したいと思います。用語やセットアップ方法は、国内外サイトで説明されていますので、当方が実施した手順で要所と異なる点を説明いたします。


端末専用のサービスメニューは使用できなくなります。

LineageOS 18.1は、GPSの認識ができない場合があるようです。今回はそこまでは未確認でした。

各種用意するツールやROMデータは公開状況が日々変化します。当方は以下の構成で行いました。当方から配布はできないため、くぐって入手してください。https://androidfilehost.com/が主な入手先です。

書換用Windowsアプリflashtool-0.9.36.0-windows.exeWindows用書込みソフトのインストーラです。GUIアプリ、Xperia用USBドライバ、CUIコマンドを含んでいます。
root化イメージ不要xperiaはroot化不要です。
Bootloader Unlock禁止の解除遠隔操作アプリ:AnyDeck、出来れば作業用Windows PC作業は外部委託。
カスタムリカバリTWRP-3.5.0_9-0-karin-20210122.img
OSイメージlineage-18.1-20230204-UNOFFICIAL-karin.zipAndroid11互換
OpenGappopen_gapps-arm64-11.0-stock-20220215.zipArm64 bit用が必須。’24.9月ではGoogle Playが動作しない可能性あります。詳しくは SGP771の記事を見てください。

① 端末が「Bootloader Unlock禁止」となっているか確認します。

一般的に「Bootloader」は機器に電源ON後、最初に起動されるプログラムで、OS/アプリ部を起動するか、OS/アプリ部の書換プログラムを起動するか振分けを行うものです。

このBootloaderのunlockを解除しないと、OSを書き換えるためのカスタムリカバリに書換えができません。

日本国内専用モデルの4G版では、このunlockが禁止となっています。その確認手順 (端末専用サービスメニューを起動) は他のサイトで多く紹介されているので割愛します。Wi-Fi版はこの制限は無いらしいです。(前モデル時期の Z3 Tablet Compact ではそうでした)

今回依頼を受けた端末も残念ながら以下のようにunlock禁止となっていました。

② unlock禁止の場合、その禁止を解除する必要があります。その方法は海外の情報も色々調べましたが見つかりませんでした。しかしunlock禁止解除を有償で行ってくれる方がいます。’23年8月当時のことですが、ebayで”SONY UNLOCK Cable” で検索してみてください。何種類があるようでした。ebayで”SONY UNLOCK by Cable Remote“の出店年先に依頼しました。

この辺りの対応状況は日々変化しているようです。unlockツールと解除コードがメールで受取り自身で行う方法もあるようですが、当方の場合、販売主が当方のPCをリモート操作して解除するという方法でした。購入後、販売主からebayのメッセージでAnyDeskというアプリを用意するよう言われます。当ソフトは基本無償のようです。しかし海外の第三者にPCを解放するのはとてもリスキーです。当方では、OSを新規インストールし専用作業PCを準備しました。

~Unlock禁止解除サービスの状況~
’24年4月時点では状況が変わっています。”SONY UNLOCK by Cable Remote“の出店は消えました。他のサイトでもよく紹介されている”Network UnBlokinng“では 、レビューの記録は’23.11月まで見受けられました。念のため当方が「当サービスは今でも可能?」と英語で問合せしましたが返事は無く、知らぬ間に “Out Of Stock” に書き換わっています。何か社会情勢が一変したのでしょうか? 解除toolはWindowsアプリだったのでセキュリティ上、現在のWindowsでは実行できなくなったのかもしれません。 ebayで他に “Sony Unlock All Modle“という出展があり 「Bootloader unlock Allowedを no から yes に変更できますか?」 と英語で問合せたところ、「いいえ、Bootloaderのstatusを変えるだけです」との回答でした。unlockだけを純粋に行うだけのようです。

引続き依頼先を探索すると、ある海外サービスベンダーさんから「but qunlock seems down」と情報を得ました。要であるqunlock のサーバが停止している とのこと。こうなるともう復帰することはないかと思います。Z4 Tabblet の海外版を手に入れるしかないです。qunlockの逆アセンブル、施工済み端末のboot部のバイナリ比較など考え得られる手段はありますが、、、

AnyDeskのインストールし、接続IDを販売主に伝えると解除操作が始まります。端末の操作は依頼主が行います。PC上のnotepadで依頼先から適当な英語で指示されるので、それに従い操作を行います。10~15分かかりました。依頼先のTEL国番号からみるとパキスタンのようです。

解除は無事成功しました。サービスメニューの表示は以下のように変わります。

Sonyサイトにて機種とIMEIを入力し、Bootloader unlockの解除コードを発行します。当手順は他サイトで多数紹介されているので詳細は割愛します。IMEIを間違っていても解除コードは生成されるため、何度やってもunlockができない場合、ここからやり直してみてください。‘24.4月時点では、Chrome で実施する必要があるようです。以前は正常でしたが、Edge、Firefox ではボット判定の足し算で必ずエラーとなってしまいます。尚、chrome では何故かボット判定はスルーされます。

④ flashtool-0.9.36.0-windows.exe をPCにインストールします。次にPCをshift押しながら再起動を選び、署名無しドライバのインストール許可モードでWindowsを起動します。通常のWindows起動ではドライバインストールは失敗します。その後、flashtoolに含まれているドライバインストーラから、Z4 tabletのUSBドライバをPCにインストールします。

⑤ PCでスタートメニュー → fasttool → fasttool64 とUIツールを起動し、メニューの「BLU」ボタンを押します。操作ガイダンスに従い端末を操作すると、Bootloader unlock解除ダイアログに移り、解除コードを入力しunlockします。

解除コードを一度間違えるとUIツールそれを覚えて変更できなくなります。その場合はこの画面で止めておいて、コマンドラインから解除を行います。コマンドは以下の場所にあります。

⑥ カスタムリカバリを端末に書込みます。UIツールの書込み画面はボタンがたくさんでよくわからないため、コマンドラインから行った方がよいです。以下その実行画面です。

⑦ OSのzip と Open GappのzipをSDカートにコピーし、端末に差します。

⑧ 端末のDownボタンを押しながら電源ボタンを押し、TWRPを起動します。

⑨ Wipe(消去)して、インストールメニューからSDカードのOSイメージとOpenGappのzipを選択してインストールします。

Z4 tablet は正規OSからUSBメモリを使う場合、専用の設定が必要でした。今回のLineageOSでは、通知パネルから「USG_OTG」を選択します。


富士通ESPRIMO Q556/R のCPU換装

ミニPCの中で、RS232Cを装備、ACアダプタなし、DVD-R装備、安心の日本製と富士通のESPRIMO Q556シーリーズ、出先で本物RS232Cが必要な場合に最適です。中古はiCore7版は数が少なく高額、取り急ぎ安価なiCore3版を導入しています。後でiCore7単品を買い交換すればよい。この方が割安です。

Rシリーズのスペック表では、core i3版は型番:core i3-7100T、iCore7版は型番:core i7-7700T。同じ7世代目です。core i7-7700Tは中古で入手し交換に踏み切ります、相場は1~1.2万円のようです。

まずCPUを外します。3つの大きい+ネジが空回りするまで緩め、CPUクーラの隙間にマイナスドライバをつっこんで浮かし、硬くなったCPUグリスで張り付いているの剥がします。

上図のロックレバーを外すし、上方向にスライドさせるとCPUが外せます。

CPUグリスはブレーキクリーナで拭き取ります。core i3-7100Tcore i7-7700T を一応比べてみます。外観は同じですね。

CPUクーラー側のCPUグリスを除去して、新しいグリスを塗布して、core i7-7700T を装着し、PCを起動します。無事に起動できました。オリジナルのスペックと比較すると、正しく認識しているようです。

しかしCPU速度が上がるので、冷却能力は大丈夫でしょうか? 「intel Power Gadget」にて、ウイルスフルスキャンで負荷をかけ確認してみます

これて低予算でESPRIMO Q556/R iCore7版を用意できました。あとは経過観察します。

GALAXY Tab S 8.4 SC-03GをAndroid10相当にSetupする

趣味が仕事に繋がると、この上ない限りです。個人的でありますが、古いAndroidにカスタムROMをインストールしお家用として使い続けたり、仕事ではアプリの各種はOSバージョンでのテスト専用にしたりしておりました。

先刻、個人の方から「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」にカスタムROMをインストールしてほしいという依頼があり対応しました。8インチ適度なサイズ、高解像度、キレイなgoldカラー、キーボード付き魅惑的な端末です。Android6止まりですが、処理能力もそこそもなので、捨ててしまうのは勿体ないですし資源のムダです。物は大事につかいたいですね。

インストールしたOSは「LineageOS 17」、Android10相当になります。元々有志の方々が作られたオープンなものなので、HowToとして掲載したいと思います。用語やセットアップ方法は、国内外サイトで説明されていますので、当方が実施した手順の要所のみ説明いたします。


  • 指紋認証は使用できなくなります。
  • 通話は海外モデルでハード的に可能となっているため、SC-03Gでは通話はできないままです。

各種用意するツールやROMデータは公開状況が日々変化します。当方は以下の構成で行いました。当方から配布はできないため、くぐって入手してください。https://androidfilehost.com/が主な入手先です。

書換用WindowsアプリOdin3ver. 3.14.4
root化イメージCF-Auto-Root-sc03g-sc03g-sc03g.tar.md5CF-Auto-RootのWEBサイトからのものはうまくいかず。その他2つ試したがNG。
boot loaderBOOT-MODEM_SC03GOMU1BPJ1(5.0).tartwrp-3.4.0-2-klimtdcm.tarだけではbootできない。
カスタムリカバリtwrp-3.4.0-2-klimtdcm.tarv3.0.2、v3.2.3、v3.3.1はうまくいかず。
OSイメージlineage-17.1-20201213-UNOFFICIAL-klimtdcm.zip
OpenGappopen_gapps-arm-10.0-full-20220215.zipzipエラーがでる場合あり。構わず続行する。【’24.11月追記 MindTheGapp はinstallできず】
純正OS5.0.1 、6.0.1どちらでも行けるかは未確認。
その他BOOT-MODEM_SC03GOMU1BPJ1(5.0).tarもしかすると必要かも。何かがBootせず書き込んでみたというメモあり。

① USBケーブルは未接続で、端末をホーム+下ボタン押しで起動し、Odinモードで起動。

上ボタン押しで続けると書換受付モードになります。

Odin3で、root化イメージを書く。端末をUSBでPCと接続して、AP の欄でroot化イメージを選択して、Startを押します。 成功するとRESET! の部分が PASS! に変わります。

端末側で海賊Androidロボ( これはSAMSUNGのセンスなのでしょうか? )が表示され、書換が進みます。

③ OSが自動起動されます。

root化されたか確認します。

④ 再びOdinモードで起動し、Odinにて boot loader と カスタムリカバリを書込み。TWRP単品のみ書込みでき、TWRPが起動できて LnageOS を正常書込みできて、純正の bootloader のままでは LInageOS は起動しませんでした。

⑤ PCで、SDカードにOSイメージとOpenGappをコピーし、端末に差す。

⑥ 端末をホーム+上ボタン押しで起動し、リカバリモードで起動。受け付けると以下の表示が出ます。

その後、TWRPが起動します。

⑥ TWRPで、Wipeして、SDのOSイメージとOpenGappのzipを選択してインストール。

なお電話アプリはありますが使用はできません。海外の通話可能モデル用と思われます。

Gappの最新MindTheGappsを試しましたがエラーになってしまいました。2024/11/28

Z3 Tab、Z4 TabのLinageOS18では、OpenGappのGoole Play がアップデート後、動作しなくなる事象がありました。各アプリをアップデートしておきました。2024/11/28

  • Google ・・・ver. 15.46.41
  • Google Map・・・ver.24.47.04
  • Chrome・・・ver.131.0.6778
  • GMail・・・ver.2024.11.03
  • youTube・・・ver.19.46.40
  • Google Play・・・自動updatewで43.7.19


以上、SC-03GをAndroid10相当にUpdateする方法です。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。SC-03Gは難易度低、約一時間の個人向け工数+事務費で税込み4,000円~。ご相談、依頼はこちらから。

電波試験認可はハードとソフトで行いますので、カスタムROMは認可されているといい難い部分があります。お家用として使用されるのを奨励いたします。しかしハードである程度スペックが定まっていますから、著しく問題が生じるとは思えませんが、、、

純正romの書き方。

GPartでWindows Cドラを移動してみる

組込み、Winアプリ、Androidと色々扱っていくと、Cドラがどんどん足りなくなってきます。Cドラ手前のリカバリ領域の残骸を詰めたい。古いpartition magicをwin10に入れようとしたら、インストーラが起動できません。市販品を買うほど、パーティション操作の頻度はありません。そこで、オープンソースのディスクパーティションソフト「GPart」でがあるようです。Windowsには対応していないとのことですが試してみました。

基本的に使い方は、DVDにダウンロードした.isoを焼いて、DVDブートでPCを起動します。以下初期状態です。この時点で、EFI領域もディスク中央にできていたので、先頭に移動済みです。

Cドラの開始位置を詰めます。この時点では変更は反映されません。画像ではMSR領域(MIcrosoftの管理部)削除していますが、あとでMSR領域ありで試しています。

操作を反映します。

Windowsではやばいと警告がでます。

操作の反映が始まります。一時間くらいかかりました。

以上の結果、Windowsは起動しませんでした。

今回、EFI領域とMSR領域の移動は、GPartで行いましたが、Windows上でdiskpart/bcdedit等で移動し、Cドラの先頭の移動だけすければうまくいくかもしれませんね。