Apple Developerを割当てたAppleID以外のiPhoneに開発用アプリをインストールできるか?

先刻の開発アプリでネット接続中に接続していないという事象が発生するのか継続調査です。

AppleIDに対するインストールのパターンは以下が考えられます。

a.AppleIDが、Apple Developerを割当てたAppleIDと同じiPhoneへのインストール。

b.AppleIDが、AppleIDを未割当てiPhoneへのインストール。

c. AppleIDが、Apple Developerを割当てたAppleID以外のiPhoneへのインストール。

上記c.は試していませんでした。厳格なApple的には弾かれそうな予感がします。試してみました。

1.iPhoneの初期化

過去のインストールやAppleIDに影響を受ける可能性があるため、一度iPhoneを初期化&最新化します。

2.AppleIDの追加作成

会社用開発用とは別に、個人用にニックネームでAppleIDを作成しました。Apple機器一つに対して一つ作っていいようです。TELの割当ては自宅固定電話を割当てました。固定電話でも音声対応でAppleIDに使えるようです。

3.XcodeでのiPhoneの認識

とくに問題なく認識します。

4.Xcodeでの開発アプリのインストール

問題なくインストールでき、開発用アプリは起動できました。

以上、予想に反した結果となりました。先刻の事象の原因はわからずじまいです。

iPhoneで開発用アプリをインストール時、インターネット未接続エラーが出る

社外にて、MAC Book から xcode から iPhone にインストールを行ったとき、以下のようなエラーが発生しました。左下図:iPhone側、右下図:MAC book。

条件は、MAC Book Pro 2015、Xcode 16.1、IPhone Pro13 iOS 16.6.1 。4Gとインターネットは接続済みです。MACもネット接続中です。

汎用のOSでは、セキュリティ上の問題がある場合、解析者にヒントを与えないよう曖昧なメッセージを表示するケースがあります。本当にそうなのか、自社で再現させてみました。

① まずiPhoneをクリーンインストールして、単純にオフラインにしてみます。

② Xcode で アプリをインストールしてみます。同じようにエラーがでます。

③ このときiPhone側では、同じようにエラーがでました。このときアプリのインストール自体はできています。

④ ここで、iPhoneをONLINEにしてみます。

⑤ アプリを実行します。 2回目あたりから正常起動できますね。この後、WiFiをOFFしても起動できますね。

以上の結果から推察しますと、

1.「インターネット未接続」メッセージは、本当にインターネット未接続にも表示される。

また、

2. 開発用アプリは、初回起動時に アプリを作成した Apple Developer が有効かどうかインターネット経由でAppleサーバに問合わせている。

3. Xcodeでの開発用アプリの書込み自体は、ネット未接続でもできる。

といえます。

MS Office2003 Win11でstdole32.tlbが無いと警告がでる

軽く、操作性良好、お節介が少なく、完成形といえるOffice2003。作業効率UPのためWin11でも使っています。しかしOS起動後の初回起動時のみ以下の警告メッセージが出ます。

このあと自動修復が走って、正常に起動できます。しかし次回のOS起動後の初回起動時に、再びメッセージが表示されてしまいます。そういえばもう一台のWin11マシンでは出ていなかったような、、、本事象の発生PCは、Office2021もインストールしています。その関係もあるやもしれません。

実害はないのですが気持ちよくはないので調べてみました。

1. アドミンで実行

Execl/WordをOS起動後の初回起動時に、「管理者で実行」をしてみます。アドミンでないので修復が恒久的に反映されないのかもしれません。

しかし結果はNGでした。

2. Win11でのstdole32.tbl のインストール状態

stdole32.tblのWin11でのインストール状態はどうでしょうか? SysWOW64、System32ともに実在はしているようです。

3. レジストリ登録

.tbl は ActiveX Controll のための何かレジストリ登録が必要でした。レジストリ登録をしてみようと試みましたが、そのコマンド “RIGTLIB32.exe” が、Win11には存在しませんでした。このせいでしょうか? 海外の情報を調べると、「Win10からコピーする」との情報あり。適当な場所にコピーして試してみます。

管理者権限で、コマンドプロンプトから実行します。コマンドはとおりますね。

しかし次のOS起動後も再び警告メッセージがでてしまいました。

このあと、もう一度execlの自動修復を行うと、次のOS起動時からは警告は表示されなくなりました。

Xperia Z3 tablet Compact LTE版をAndroid11相当にSetupする2【’23.9月編】

前回の記事では、LineageOS18.1の書込みに失敗まで報告しました。その続きです。

5.カスタムOSの書込み2

リカバリとOSに相性があるケースが見受けられます。LineageOS18.1に相性がよさそうな lineage-18.1-20230529-4microg-UNOFFICIAL-z3tc-recovery.img が見つかりました。再び fastbootコマンドでリカバリを書込み。

リカバリを起動して、LineageOS18.1を再書き込み。 LineageOS専用のリカバリのようです。このリカバリソフトはタップ操作はなく、電源/up/downボタンで操作します。

とりいそぎOpen Gappは入れず、OSのみで試してみます。通常起動するとOSロゴが表示され、うまくいったようです。端末の設定状態は以下のとおりです。

通常のLineageOSには無いSONY専用アプリもふくまれているのがうれしいです。

6.Open Gappのインストール

OSが無事インストールできたので、Gooleアプリのopen版OpenGappをインストールします。Z4 Tabblet では、ARM64bit版だったので同じくやってみると失敗です。(左下図) デバイス不一致のようです。 ARM(32bit)版に変えてみても再び失敗です。(右下図) Gappのパッケージ種類「stock」では容量が足りないみたいです。端末のストレージ容量に対してだいぶ余裕がないとダメみたいです。

パッケージ種を容量の少ないものに変えながら試して、「nano」でようやく成功しました。”Error 21“が発生し、続行有無の問合せあった場合は、”YES” を選んで進みます。

しかし、24.9月以降ではGoogle Playサーバとの兼ね合いで、OpenGappのGoogle Playサーバは動作しない可能性あります。その場合はMindTheGapps-11.0.0-arm-20230922_081034.zip をインストールします。手順は SGP771の記事を見てください。

以上、Z3 Tablet CompactをAndoroid11相当にUpdateできました。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。ただし’24.4月以降は海外版のみです。Xperia Z3 tablet Compact LTE版は難易度低、約1.0時間の個人様向け工数+事務費で税込3,500円~ 。ご相談、依頼はこちらから。

しかし細かい部分で不満があり見直します。パート3に続きます。

Xperia Z3 tablet Compact LTE版をAndroid11相当にSetupする1 【’23.9月編】

SC-03GのAndroid10化、SO-05GのAndroid11化に続いて、Xperia Z3 tablet Compact LTE のAndroid10化に着手します。パンツ後ろポケに入るコンパクトさ、薄く、防水、通話可能なタブレットです。型番は、LTE版がSGP621、WiFi版はLSGP612。LTE版はメインは海外だったようですが、一部国内でも販売されていたようで「技適」も通過しているのとのこと。(ロゴはみあたりませんが)

こちらは依頼品ではなく担当小生のお家用です。ゆっくりセットアップを楽しみたいと思います。尚、海外の情報を検索する場合、略称”Z3TC”で記述されているようです。

1.ストック状態の確認

まず初期状態の確認です。SONY専用のアプリや機能があります。FMラジオはインターネットラジオではなく、本物のラジオです。これはXperaの独自機能。Update後も継承されるのでしょうか?

2.Bootloader Unlock解除

リカバリを書換えるためのBootloader Unlock解除禁止の可否状態を確認します。TEL番号にサービスコード「*#*#7378423#*#*」を入力し、Service info -> Configration と開きます。国際モデルのXperiaのセットアップは3台目ですが、本機も出荷時からUnlokc解除可能となっています、一安心。‘24.4月以降、国内版(実在しないかも)はこの解除ができなくなっています。

前述SO-05Gの記事と同様に、SONYのBootloader Unloockサイト にIMEIコードと機種名を選択し、unlockコードを発行します。機種はLTE版とWi-FI版で共通です。‘24.4月時点では Chorme で開かないと上手くいきませんでした。

unlockは、本機の場合、fastboot UIツールではうまくいかず、fastbootコマンドラインツール(下図左)で実施しました。本機は、先down押しながにらUSBケーブル挿入でfastbootモードとなり、次にUSBを一度抜き、UP押しながにらUSBケーブル挿入でunlock受付モードになります。その他は前述SO-05Gの記事と同様です。unlock後のサービスメニューの表示は下図右のようになります。

3.カスタムリカバリの書込み

自由にOSを書換えるためのカスタムリカバリを書込みます。Xperiaはroot化しなくて書換可能です。Z3TC用のカスタムリカバリを探します。まずはAndroid File Hostで探してみます。Z3TC用のページがありましたがリカバリは置いていません。他を探してtwrp-3.0.2-0-scorpion_windy.img を発見。

端末をupボタンを押しながらPower Onにて書込モードで起動します。画面は出ないので青LEDの点灯で確認します。その後もfastboot 0.9.36のコマンドライン版で、.imgを書き込みます。

完了後、端末をdownボタンを押しながらPower Onし、リカバリモードで起動します。うまくいきました。

4.カスタムOSの書込み

OSは取り急ぎAndroid File HostからダウンロードしたLineageOS18.1(‘24.9月で稼働した最新版は lineage-18.1-20230627-4microg-UNOFFICIAL-z3tc.zip、lineage-18.1-20231011-4microg-UNOFFICIAL-z3tc.zipとlineage-18.1-20240321-microG-UNOFFICIAL-z3tc.zipは解凍エラーでる) を書込みます。複数のタイムスタンプのものがありました。まず新しいものから.zipをSDカードにコピーして、TWRPで、Wipe後、Installします。

末尾”zt3tc.zip”がLTE版用、末尾”zt3tcw.zip”がWiFi版用のようですが、”zt3tc.zip”でも失敗。エラーが出てもOS自体はbootするのですが何か怪しいです。少しThinking Timeです。パート2に続きます。