Thunderbirdのプロファイル設定を無くした状態で保存したローカルメールを復帰させる

Thunderbirdを入れたメールPCがクラッシュ。メール本体以外の設定が ユーザ\Appdata\Roming の下にあるのを忘れて、OS再インストールしていまいました。ディスクイメージもたまたま忘れていました。保存メール本体はOSと別ドライブなので生きています。しかし保存メール本体だけでは、Thunderbirdでは参照できません。

メール本体以外の設定( プロファイル設定 )が無くても保存メール環境が復帰できるか、Web AI に聞いて修復した記録メモです。

AI 曰く プラグイン ImportExportTools NG をインストールすると解決するとのこと。以下のようにThunderbirdからプラグイン検索して追加します。ネーミング末尾の「NG」が何を意味するのかちょっと気になります。

以下のようにImportします。メニュー階層が深いですね。.sbdフォルダ、.msf ファイルの置いてあるフォルダを指定します。

Import状況は、画面下部のステータスバーに表示されます。時間はそれなりにかかりましたが以下のようにImportできメール環境が回復しました。すばらしい。

Windowsアプリを作成する場合、アクセス権限やユーザ管理の関係で 初回起動時はユーザ\Appdata 下にせざるをえませんが、その後は自由に切替えられいもいい気がします。そのパスはWindowsレジストリに書いておけばいいでしょう。そのまんまのアプリが大半ですね。Cドラがいっぱいになってしまいます。

Thunderbirdのローカルコピー設定

eメールをIMAPで使用するときオンラインが基本となります。しかし出先でオフラインで見れないと困ります。そこでThunderbirdをローカルコピーするため設定の覚書です。

機械の会社ではソフトウェア開発担当でも、社内SEさんがメールセットアップをしてくれます。長く機械の会社にいたので不慣れな分野です。他の方法があるのかもしれません。

メッセージフィルターでローカルコピー設定をします。手順は以下のとおりです。設定はmailフォルダには残らず、PCを移行すると消えてしまいます。

昔のバージョンでは送信側もメッセージフィルターで設定していましたが、最新版ではうまくいきませんでした。Web AI が以下のように教えてくれました。そうだったのか...

Thunderbirdはメール本体はbackしやすいですが、設定がユーザ\Appdata\Roming の下にあるのでついつい忘れOS再インストールしたり、OSクラッシュすると復旧困難になるため、手順の記録は重要です。

さくらのサーバでThunderbirdメール送信時、証明書不正エラーが発生するとき

Thunderbirdをインストールし直したところ以下のエラーが発生するようになりました。メールサーバはさくらのサーバです。以前、gmailアカウントが使えないGmailアカウントへ送信エラーとなるなどの事象がありました。昔一度調べた気がしますが、また忘れそうなので覚書です。

対応としては「次回以降もこの例外を有効にする」にチェックを入れ、「セキュリティ例外を承認」を押すと送信はできます。

発生したときの設定は、Thunderbirdの自動設定でした。その設定は以下です。

さくらのサーバよくある質問によると、独自ドメインでなく、sakura.ne.jp にしろとのこと。 ダメでした。

サーバコントロールパネル -> サーバ情報 からリアルサーバ名(ホスト名)に合せると解消です。

Thunderbird の自動設定は使用せず手動設定した方がいいみたいですね。

横河オシロスコープDLM2024のシリアル通信モニタリング

DLM2024は、UART(RS232C) を信号を、byteデータに変換して解析ができます。その覚え書きです。オシロも波形とトリガーだけで使いこなしていない現場もよく見かけます。ご参考になれば、、、

以下、ASCII通信の送受信を解析した波形です。Windows等汎用OS側はストリームI/Oなのでタイミングは概ね関知しなくていいですが、組込み側は1byte1byteが命なのでタイミングも重要です。その確認が可能です。ラインアイなど専用シリアルアナライザでもここまでは見れなかった(10ms単位くらい)だったと思います。

以下、操作手順です。

( 1 ) 本体ボタンの Shift Search を同時押します。

    ( 2 ) 画面下の SERIAL BUS メニュー の Type を十字カーソルで UART に切り替えます。

    ( 3 ) SERIAL BUS メニュー の Setup を表示します。Parity Format NoParity にした場合は作用しません。

    ( 4 ) 通信速度、bit順は Source メニューから設定します。RS232Cは Active High、UARTは Active Low と切替え可能になっています。

    ( 4 ) データ長とパリティ有無は Format メニューから設定します。スタートビットストップビットは 1 固定みたいです。

    ( 5 ) 信号変換値の表示方法は、SERIAL BUS メニュー の Decode メニューから設定します。Bin は10進数ではないかと思います。

    ( 6 ) 波形と一緒にデータを表示するには Display ON の設定にします。

    ( 7 ) データ値でトリガーをかける場合は、 ENHANCED ボタンを押して Comdition Setup から設定します。後述のビットタイミングの関係かなかなかうまく引っかからない感があります。

    注意点です。

    • 周期的にbitずれが発生し、データ変換値が狂う場合があります。どこかにビットタイミング( 1bit信号のどのあたりで 0 / 1 を判定するか比率 )があったと思います。

    以上がオシロでシリアル通信を解析する手順です。このような解析をしたいが手持ちオシロで機能が無い、買うほど使用頻度が低い、リースも短期間だと高いなどお困りの方は計測サービスをいたします。詳しくはこちらまでご相談ください

    横河オシロスコープDLM2024のファームアップデート

    以前リースアップした横河オシロスコープDLM2024を導入しました。そのファームウェアが古かったのでアップデートの覚え書きです。

    購入時のバージョンは以下のとおりでした。メーカリース品でしたがファームウェアが古いです。出荷時に、新品時リセットされたのでしょうか?

    メーカWEBページで最新を調べてみます。

    最新バージョンを確認するにはユーザ登録が必要でした。オシロのシリアルNo.まで入力が必要だった気がします。ダウンロードできそうです。

    ダウンロードして解凍します。アップデート方法は、製品取説ではなく、ダウンロードfileに手順書が含まれています。

    セットアップ用のUSBメモリを作成します。作成アプリが用意されています。大体なににでも作成は成功します。フロッピーのUSBライターではエラーになりました。

    ファームアップデート後、本体設定は初期化されてしまうため、設定をメモっておきます。

    電源OFF状態で、USBメモリを差し、特定のボタンを押しながら電源ONで自動書換えされます。30秒くらいで済みます。

    USBメモリ要件は製品取説に記載されていますが、「xx規格準拠」とだけの記載でした。Windowsで初期化したもはオシロ本体は読めず、タブレットに差している microSD 32GB /FAT32フォーマット+ SDカード変換 + マルチカードリーダ で読めました。読めない場合は数秒で本体ファームが起動し、更新はスルーされる振る舞いとなるようです。

    本体再起動後、バージョンを確認します。

    無事にアップデートできました。残念ながらブラウザ表示の改善されていなかったです。