以前 Xperia Tablet Z Wi-Fi 32bit版:SGP312 を Android13 相当にsetupしました。本モデルには、16GB版の SGP311 があります。今回はこちらの方をセットアップしました。32GB版SGP312との違いを報告します。
SGP311について
海外ではこちらの方がポピュラーに模様です。日本では J:COM モデルが存在するようです。今回実施したのは、そのモデルでした。FlashTool のログでは以下の様に日本向けWifi 16GBモデルとなっているようです。
08/39/2025 00:39:56 - INFO - Current device : SGP311 - CB5A1Y4EU9 - 1272-1907_R4B - 1269-4875_10.3.1.C.0.136 - JAPAN-WIFI16G_10.3.1.C.0.136
Android 4.2.2 → 5.1.1 へのアップデート
受領した J:COM モデル は Android 4.2.2 でした。

アップデートサービスが無かったのかは定かではありませんが、ROMレイアウトを純正の最終版に変更しておかないと、カスタムROMとマッチしない場合が多いため、5.1.1 にアップデートします。
XperaiのROMダウンロードソフト: XperiFirm では Tablet Z は古くて未対応のようです。Android File Host より、SGP311_10.7.A.0.228_R4E_SGP311_VMo+EU1_1272-7819.ftf をダウンロードし、FlashTool で書込みます。特に問題なくアップデートできました。
Bootloader Unlock allowed
J:COMモデルということで制限がかかっていないか気になりましたが、以下のように大丈夫でした。

これまでどおり unlock して再起動し、Unlocked: Yes を確認します。



カスタムリカバリの書込み
SGP312 ではリカバリ領域への書込みができませんでした。SGP311 でも同様でした。しかたなくboot領域にカスタムリカバリを書きます。SGP312 と twrp-3.7.0_9-0-pollux_windy.img 同じでOK。

改めてSGP311で海外情報をしらべると 「no recovery partition on the TabZ」 という文言あり。詳細はこちら。
尚、当機種に関わらずこの状態では bootloaderが無い 非常に高リスクな状態です。bootloader無し状態でハードウェアのみで充電できるのか??? 100%充電してから実施するのが無難です。
OSと基本アプリ書込み
SGP312 と同様に、lineage-20.0-20231125-UNOFFICIAL-pollux_windy.zip、MindTheGapps-13.0.0-arm-20231025_200806_Z-Tab.zip(弊方の修正版) を、TWRPでまとめてInstallします。結果としては特に問題なしです。


実は弊方、OS初回起動前にバッテリを空にしてしまい、充電してもい充電中表示も表示さなず、文鎮状態に至りました。たしか電源ボタンかUPボタンを長押しして、サイドのLEDが赤から白に変わり復活したように記憶しています。当機種に関わらずOS の Install 後はなるべく早くOS初回起動を行った方が無難なようです。
以上、SGP311: Z Tablet Wi-Fi 16GB版を Andoroid13 相当にUpdateする手順です。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。約1.5時間の個人様向け工数+事務費で税込4,000円 。Android 4.2.2 → 5.1.1のUPDATEが必要な場合は、+1,000円。 ご相談、依頼はこちらから。