iPhoneで開発用アプリをインストール時、インターネット未接続エラーが出る

社外にて、MAC Book から xcode から iPhone にインストールを行ったとき、以下のようなエラーが発生しました。左下図:iPhone側、右下図:MAC book。

条件は、MAC Book Pro 2015、Xcode 16.1、IPhone Pro13 iOS 16.6.1 。4Gとインターネットは接続済みです。MACもネット接続中です。

汎用のOSでは、セキュリティ上の問題がある場合、解析者にヒントを与えないよう曖昧なメッセージを表示するケースがあります。本当にそうなのか、自社で再現させてみました。

① まずiPhoneをクリーンインストールして、単純にオフラインにしてみます。

② Xcode で アプリをインストールしてみます。同じようにエラーがでます。

③ このときiPhone側では、同じようにエラーがでました。このときアプリのインストール自体はできています。

④ ここで、iPhoneをONLINEにしてみます。

⑤ アプリを実行します。 2回目あたりから正常起動できますね。この後、WiFiをOFFしても起動できますね。

以上の結果から推察しますと、

1.「インターネット未接続」メッセージは、本当にインターネット未接続にも表示される。

また、

2. 開発用アプリは、初回起動時に アプリを作成した Apple Developer が有効かどうかインターネット経由でAppleサーバに問合わせている。

3. Xcodeでの開発用アプリの書込み自体は、ネット未接続でもできる。

といえます。

MS Office2003 Win11でstdole32.tlbが無いと警告がでる

軽く、操作性良好、お節介が少なく、完成形といえるOffice2003。作業効率UPのためWin11でも使っています。しかしOS起動後の初回起動時のみ以下の警告メッセージが出ます。

このあと自動修復が走って、正常に起動できます。しかし次回のOS起動後の初回起動時に、再びメッセージが表示されてしまいます。そういえばもう一台のWin11マシンでは出ていなかったような、、、本事象の発生PCは、Office2021もインストールしています。その関係もあるやもしれません。

実害はないのですが気持ちよくはないので調べてみました。

1. アドミンで実行

Execl/WordをOS起動後の初回起動時に、「管理者で実行」をしてみます。アドミンでないので修復が恒久的に反映されないのかもしれません。

しかし結果はNGでした。

2. Win11でのstdole32.tbl のインストール状態

stdole32.tblのWin11でのインストール状態はどうでしょうか? SysWOW64、System32ともに実在はしているようです。

3. レジストリ登録

.tbl は ActiveX Controll のための何かレジストリ登録が必要でした。レジストリ登録をしてみようと試みましたが、そのコマンド “RIGTLIB32.exe” が、Win11には存在しませんでした。このせいでしょうか? 海外の情報を調べると、「Win10からコピーする」との情報あり。適当な場所にコピーして試してみます。

管理者権限で、コマンドプロンプトから実行します。コマンドはとおりますね。

しかし次のOS起動後も再び警告メッセージがでてしまいました。

このあと、もう一度execlの自動修復を行うと、次のOS起動時からは警告は表示されなくなりました。

Xperia Z3 tablet Compact LTE版をAndroid11相当にupdateする2【’23.9月編】

前回の記事では、LineageOS18.1の書込みに失敗まで報告しました。その続きです。

5.カスタムOSの書込み2

リカバリとOSに相性があるケースが見受けられます。LineageOS18.1に相性がよさそうな lineage-18.1-20230529-4microg-UNOFFICIAL-z3tc-recovery.img が見つかりました。再び fastbootコマンドでリカバリを書込み。

リカバリを起動して、LineageOS18.1を再書き込み。 LineageOS専用のリカバリのようです。このリカバリソフトはタップ操作はなく、電源/up/downボタンで操作します。

とりいそぎOpen Gappは入れず、OSのみで試してみます。通常起動するとOSロゴが表示され、うまくいったようです。端末の設定状態は以下のとおりです。

通常のLineageOSには無いSONY専用アプリもふくまれているのがうれしいです。

6.Open Gappのインストール

OSが無事インストールできたので、Gooleアプリのopen版OpenGappをインストールします。Z4 Tabblet では、ARM64bit版だったので同じくやってみると失敗です。(左下図) デバイス不一致のようです。 ARM(32bit)版に変えてみても再び失敗です。(右下図) Gappのパッケージ種類「stock」では容量が足りないみたいです。端末のストレージ容量に対してだいぶ余裕がないとダメみたいです。

パッケージ種を容量の少ないものに変えながら試して、「nano」でようやく成功しました。”Error 21“が発生し、続行有無の問合せあった場合は、”YES” を選んで進みます。

しかし、24.9月以降ではGoogle Playサーバとの兼ね合いで、OpenGappのGoogle Playサーバは動作しない可能性あります。その場合はMindTheGapps-11.0.0-arm-20230922_081034.zip をインストールします。手順は SGP771の記事を見てください。

以上、Z3 Tablet CompactをAndoroid11相当にUpdateできました。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。ただし’24.4月以降は海外版のみです。Xperia Z3 tablet Compact LTE版は難易度低、約1.0時間の個人様向け工数+事務費で税込3,500円~ 。ご相談、依頼はこちらから。

しかし細かい部分で不満があり見直します。パート3に続きます。

Xperia Z3 tablet Compact LTE版をAndroid11相当にupdateする1 【’23.9月編】

SC-03GのAndroid10化、SO-05GのAndroid11化に続いて、Xperia Z3 tablet Compact LTE のAndroid10化に着手します。パンツ後ろポケに入るコンパクトさ、薄く、防水、通話可能なタブレットです。型番は、LTE版がSGP621、WiFi版はLSGP612。LTE版はメインは海外だったようですが、一部国内でも販売されていたようで「技適」も通過しているのとのこと。(ロゴはみあたりませんが)

こちらは依頼品ではなく担当小生のお家用です。ゆっくりセットアップを楽しみたいと思います。尚、海外の情報を検索する場合、略称”Z3TC”で記述されているようです。

1.ストック状態の確認

まず初期状態の確認です。SONY専用のアプリや機能があります。FMラジオはインターネットラジオではなく、本物のラジオです。これはXperaの独自機能。Update後も継承されるのでしょうか?

2.Bootloader Unlock解除

リカバリを書換えるためのBootloader Unlock解除禁止の可否状態を確認します。TEL番号にサービスコード「*#*#7378423#*#」を入力し、Service info -> Configration と開きます。国際モデルのXperiaのセットアップは3台目ですが、本機も出荷時からUnlokc解除可能となっています、一安心。‘24.4月以降、国内版(実在しないかも)はこの解除ができなくなっています。

前述SO-05Gの記事と同様に、SONYのBootloader Unloockサイト にIMEIコードと機種名を選択し、unlockコードを発行します。機種はLTE版とWi-FI版で共通です。‘24.4月時点では Chorme で開かないと上手くいきませんでした。

unlockは、本機の場合、fastboot UIツールではうまくいかず、fastbootコマンドラインツール(下図左)で実施しました。本機は、先down押しながにらUSBケーブル挿入でfastbootモードとなり、次にUSBを一度抜き、UP押しながにらUSBケーブル挿入でunlock受付モードになります。その他は前述SO-05Gの記事と同様です。unlock後のサービスメニューの表示は下図右のようになります。

3.カスタムリカバリの書込み

自由にOSを書換えるためのカスタムリカバリを書込みます。Xperiaはroot化しなくて書換可能です。Z3TC用のカスタムリカバリを探します。まずはAndroid File Hostで探してみます。Z3TC用のページがありましたがリカバリは置いていません。他を探してtwrp-3.0.2-0-scorpion_windy.img を発見。

端末をupボタンを押しながらPower Onにて書込モードで起動します。画面は出ないので青LEDの点灯で確認します。その後もfastboot 0.9.36のコマンドライン版で、.imgを書き込みます。

完了後、端末をdownボタンを押しながらPower Onし、リカバリモードで起動します。うまくいきました。

4.カスタムOSの書込み

OSは取り急ぎAndroid File HostからダウンロードしたLineageOS18.1(‘24.9月で稼働した最新版は lineage-18.1-20230627-4microg-UNOFFICIAL-z3tc.zip、lineage-18.1-20231011-4microg-UNOFFICIAL-z3tc.zipとlineage-18.1-20240321-microG-UNOFFICIAL-z3tc.zipは解凍エラーでる) を書込みます。複数のタイムスタンプのものがありました。まず新しいものから.zipをSDカードにコピーして、TWRPで、Wipe後、Installします。

末尾”zt3tc.zip”がLTE版用、末尾”zt3tcw.zip”がWiFi版用のようですが、”zt3tc.zip”でも失敗。エラーが出てもOS自体はbootするのですが何か怪しいです。少しThinking Timeです。パート2に続きます。

eLTAX PCdeskで納付発行依頼を後から行うには?

eLTAX PCdeskで、法人市町村民税、法人県民税を申請を送信後、送信結果一覧から、「納付発行依頼」を行いpay-easy等に必要な納付番号を得ます。しかしいつもなんとなくスルーしてしまい、再びどこから「納付発行依頼」を行うのか迷ってしまいます。

結局、毎年、送信からやり直している気がします。今回いろいろTRY&ERRし、市税の場合は「みなし・見込み納入」から送付結果一覧が表示でき、そこから納付発行依頼が行えたました。

しかし県税の場合、同じ手順で操作しても送付結果一覧が表示されません。バグか?と思いeLTAXに問い合わせました。その結果、「電子申告連動」から行うのが正しい手順だそうです。

んーん、画面の文言をよく読むと「これかな?」と思えそうですが、ちょっと連想しにくいメニュー名ですね。

Xperia Z4 tablet国内版をAndroid11相当(LineageOS18.1)にupdateする’23.9月版

先刻、個人の方からSO-05G / Xperia Z4 tablet をカスタムROM化の依頼がありました。薄く軽量な防水10インチ、付加価値の高い端末です。そこそこ処理能力もあるので未だ未だ活躍できそうです。Android6止まりで使えなくなるのは確かに勿体ない。

当端末には、Wi-Fi版(モデルNo.SGP712)と4G版があり今回は4G版です。元々有志の方々が作られたオープンなものなので、HowToとして掲載したいと思います。用語やセットアップ方法は、国内外サイトで説明されていますので、当方が実施した手順で要所と異なる点を説明いたします。


端末専用のサービスメニューは使用できなくなります。

LineageOS 18.1は、GPSの認識ができない場合があるようです。今回はそこまでは未確認でした。

各種用意するツールやROMデータは公開状況が日々変化します。当方は以下の構成で行いました。当方から配布はできないため、くぐって入手してください。https://androidfilehost.com/が主な入手先です。

書換用Windowsアプリflashtool-0.9.36.0-windows.exeWindows用書込みソフトのインストーラです。GUIアプリ、Xperia用USBドライバ、CUIコマンドを含んでいます。
root化イメージ不要xperiaはroot化不要です。
Bootloader Unlock禁止の解除遠隔操作アプリ:AnyDeck、出来れば作業用Windows PC作業は外部委託。
カスタムリカバリTWRP-3.5.0_9-0-karin-20210122.img
OSイメージlineage-18.1-20230204-UNOFFICIAL-karin.zipAndroid11互換
OpenGappopen_gapps-arm64-11.0-stock-20220215.zipArm64 bit用が必須。’24.9月ではGoogle Playが動作しない可能性あります。詳しくは SGP771の記事を見てください。

① 端末が「Bootloader Unlock禁止」となっているか確認します。

一般的に「Bootloader」は機器に電源ON後、最初に起動されるプログラムで、OS/アプリ部を起動するか、OS/アプリ部の書換プログラムを起動するか振分けを行うものです。

このBootloaderのunlockを解除しないと、OSを書き換えるためのカスタムリカバリに書換えができません。

日本国内専用モデルの4G版では、このunlockが禁止となっています。その確認手順 (端末専用サービスメニューを起動) は他のサイトで多く紹介されているので割愛します。Wi-Fi版はこの制限は無いらしいです。(前モデル時期の Z3 Tablet Compact ではそうでした)

今回依頼を受けた端末も残念ながら以下のようにunlock禁止となっていました。

② unlock禁止の場合、その禁止を解除する必要があります。その方法は海外の情報も色々調べましたが見つかりませんでした。しかしunlock禁止解除を有償で行ってくれる方がいます。’23年8月当時のことですが、ebayで”SONY UNLOCK Cable” で検索してみてください。何種類があるようでした。ebayで”SONY UNLOCK by Cable Remote“の出店年先に依頼しました。

この辺りの対応状況は日々変化しているようです。unlockツールと解除コードがメールで受取り自身で行う方法もあるようですが、当方の場合、販売主が当方のPCをリモート操作して解除するという方法でした。購入後、販売主からebayのメッセージでAnyDeskというアプリを用意するよう言われます。当ソフトは基本無償のようです。しかし海外の第三者にPCを解放するのはとてもリスキーです。当方では、OSを新規インストールし専用作業PCを準備しました。

~Unlock禁止解除サービスの状況~
’24年4月時点では状況が変わっています。”SONY UNLOCK by Cable Remote“の出店は消えました。他のサイトでもよく紹介されている”Network UnBlokinng“では 、レビューの記録は’23.11月まで見受けられました。念のため当方が「当サービスは今でも可能?」と英語で問合せしましたが返事は無く、知らぬ間に “Out Of Stock” に書き換わっています。何か社会情勢が一変したのでしょうか? 解除toolはWindowsアプリだったのでセキュリティ上、現在のWindowsでは実行できなくなったのかもしれません。 ebayで他に “Sony Unlock All Modle“という出展があり 「Bootloader unlock Allowedを no から yes に変更できますか?」 と英語で問合せたところ、「いいえ、Bootloaderのstatusを変えるだけです」との回答でした。unlockだけを純粋に行うだけのようです。

引続き依頼先を探索すると、ある海外サービスベンダーさんから「but qunlock seems down」と情報を得ました。要であるqunlock のサーバが停止している とのこと。こうなるともう復帰することはないかと思います。Z4 Tabblet の海外版を手に入れるしかないです。qunlockの逆アセンブル、施工済み端末のboot部のバイナリ比較など考え得られる手段はありますが、、、

AnyDeskのインストールし、接続IDを販売主に伝えると解除操作が始まります。端末の操作は依頼主が行います。PC上のnotepadで依頼先から適当な英語で指示されるので、それに従い操作を行います。10~15分かかりました。依頼先のTEL国番号からみるとパキスタンのようです。

解除は無事成功しました。サービスメニューの表示は以下のように変わります。

Sonyサイトにて機種とIMEIを入力し、Bootloader unlockの解除コードを発行します。当手順は他サイトで多数紹介されているので詳細は割愛します。IMEIを間違っていても解除コードは生成されるため、何度やってもunlockができない場合、ここからやり直してみてください。‘24.4月時点では、Chrome で実施する必要があるようです。以前は正常でしたが、Edge、Firefox ではボット判定の足し算で必ずエラーとなってしまいます。尚、chrome では何故かボット判定はスルーされます。

④ flashtool-0.9.36.0-windows.exe をPCにインストールします。次にPCをshift押しながら再起動を選び、署名無しドライバのインストール許可モードでWindowsを起動します。通常のWindows起動ではドライバインストールは失敗します。その後、flashtoolに含まれているドライバインストーラから、Z4 tabletのUSBドライバをPCにインストールします。

⑤ PCでスタートメニュー → fasttool → fasttool64 とUIツールを起動し、メニューの「BLU」ボタンを押します。操作ガイダンスに従い端末を操作すると、Bootloader unlock解除ダイアログに移り、解除コードを入力しunlockします。

解除コードを一度間違えるとUIツールそれを覚えて変更できなくなります。その場合はこの画面で止めておいて、コマンドラインから解除を行います。コマンドは以下の場所にあります。

⑥ カスタムリカバリを端末に書込みます。UIツールの書込み画面はボタンがたくさんでよくわからないため、コマンドラインから行った方がよいです。以下その実行画面です。

⑦ OSのzip と Open GappのzipをSDカートにコピーし、端末に差します。

⑧ 端末のDownボタンを押しながら電源ボタンを押し、TWRPを起動します。

⑨ Wipe(消去)して、インストールメニューからSDカードのOSイメージとOpenGappのzipを選択してインストールします。

Z4 tablet は正規OSからUSBメモリを使う場合、専用の設定が必要でした。今回のLineageOSでは、通知パネルから「USG_OTG」を選択します。


以上、Z4 Tabblet をAndroid11相当にUpdateする方法です。しかしながら自分でやるのばメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。海外版かWiFi版のみ。難易度中、約1.5時間の個人向け工数+事務費で税込4.000円 ご相談、依頼はこちらから。

今回、Z4 Tablet のセットアップは初めてでした。セットアップ方法の調査から行いました。新規端末も調査込み受付けています。費用10,000円~。今回の場合、8時間はかかっているので工数的には赤字ですが、同じ機種の依頼があった場合、HowToを応用させていただくことが前提となります。

尚、電波試験認可はハードとソフトで行いますので、カスタムROMは認可されているといい難い部分があります。お家用として使用されるのを奨励いたします。

富士通ESPRIMO Q556/R のCPU換装

ミニPCの中で、RS232Cを装備、ACアダプタなし、DVD-R装備、安心の日本製と富士通のESPRIMO Q556シーリーズ、出先で本物RS232Cが必要な場合に最適です。中古はiCore7版は数が少なく高額、取り急ぎ安価なiCore3版を導入しています。後でiCore7単品を買い交換すればよい。この方が割安です。

Rシリーズのスペック表では、iCore3版は型番:iCore3-7100T、iCore7版は型番:iCore7-7700T。同じ7世代目です。iCore7-7700Tは中古で入手し交換に踏み切ります、相場は1~1.2万円のようです。

まずCPUを外します。3つの大きい+ネジが空回りするまで緩め、CPUクーラの隙間にマイナスドライバをつっこんで浮かし、硬くなったCPUグリスで張り付いているの剥がします。

上図のロックレバーを外すし、上方向にスライドさせるとCPUが外せます。

CPUグリスはブレーキクリーナで拭き取ります。iCore3-7100TiCore7-7700T を一応比べてみます。外観は同じですね。

CPUクーラー側のCPUグリスを除去して、新しいグリスを塗布して、iCore7-7700T を装着し、PCを起動します。無事に起動できました。オリジナルのスペックと比較すると、正しく認識しているようです。

しかしCPU速度が上がるので、冷却能力は大丈夫でしょうか? 「intel Power Gadget」にて、ウイルスフルスキャンで負荷をかけ確認してみます

これて低予算でESPRIMO Q556/R iCore7版を用意できました。あとは経過観察します。

GALAXY Tab S 8.4 SC-03GをAndroid10相当にupdateする

趣味が仕事に繋がると、この上ない限りです。個人的でありますが、古いAndroidにカスタムROMをインストールしお家用として使い続けたり、仕事ではアプリの各種はOSバージョンでのテスト専用にしたりしておりました。

先刻、個人の方から「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」にカスタムROMをインストールしてほしいという依頼があり対応しました。8インチ適度なサイズ、高解像度、キレイなgoldカラー、キーボード付き魅惑的な端末です。Android6止まりですが、処理能力もそこそもなので、捨ててしまうのは勿体ないですし資源のムダです。物は大事につかいたいですね。

インストールしたOSは「LineageOS 17」、Android10相当になります。元々有志の方々が作られたオープンなものなので、HowToとして掲載したいと思います。用語やセットアップ方法は、国内外サイトで説明されていますので、当方が実施した手順の要所のみ説明いたします。


1.制限事項

指紋認証は使用できなくなります。

2.用意するもの

各種用意するツールやROMデータは公開状況が日々変化します。当方は以下の構成で行いました。当方から配布はできないため、くぐって入手してください。https://androidfilehost.com/が主な入手先です。

書換用WindowsアプリOdin3ver. 3.14.4
root化イメージCF-Auto-Root-sc03g-sc03g-sc03g.tar.md5CF-Auto-RootのWEBサイトからのものはうまくいかず。その他2つ試したがNG。
カスタムリカバリtwrp-3.4.0-2-klimtdcm.tarv3.0.2、v3.2.3、v3.3.1はうまくいかず。
OSイメージlineage-17.1-20201213-UNOFFICIAL-klimtdcm.zip
OpenGappopen_gapps-arm-10.0-full-20220215.zipzipエラーがでる場合あり。構わず続行する。
その他BOOT-MODEM_SC03GOMU1BPJ1(5.0).tarもしかすると必要かも。何かがBootせず書き込んでみたというメモあり。
制限事項指紋認証は使えなくなります。

3.手順概要

① 端末をホーム+下ボタン押しで起動し、Odinモードで起動。

② Odin3で、root化イメージを書く。

③ root化されたか、一度通常起動して確認する。

④ 再びOdinモードで起動し、Odinにてカスタムリカバリを書込み。

⑤ PCで、SDカードにOSイメージとOpenGappをコピーし、端末に差す。

⑥ 端末をホーム+上ボタン押しで起動し、リカバリモードで起動。

⑥ TWRPで、Wipeして、SDのOSイメージとOpenGappのzipを選択してインストール。

4.完成状態


以上、SC-03GをAndroid10相当にUpdateする方法です。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。SC-03Gは難易度低、約一時間の個人向け工数+事務費で税込み4,000円~。ご相談、依頼はこちらから。

電波試験認可はハードとソフトで行いますので、カスタムROMは認可されているといい難い部分があります。お家用として使用されるのを奨励いたします。しかしハードである程度スペックが定まっていますから、著しく問題が生じるとは思えませんが、、、

GPartでWindows Cドラを移動してみる

組込み、Winアプリ、Androidと色々扱っていくと、Cドラがどんどん足りなくなってきます。Cドラ手前のリカバリ領域の残骸を詰めたい。古いpartition magicをwin10に入れようとしたら、インストーラが起動できません。市販品を買うほど、パーティション操作の頻度はありません。そこで、オープンソースのディスクパーティションソフト「GPart」でがあるようです。Windowsには対応していないとのことですが試してみました。

基本的に使い方は、DVDにダウンロードした.isoを焼いて、DVDブートでPCを起動します。以下初期状態です。この時点で、EFI領域もディスク中央にできていたので、先頭に移動済みです。

Cドラの開始位置を詰めます。この時点では変更は反映されません。画像ではMSR領域(MIcrosoftの管理部)削除していますが、あとでMSR領域ありで試しています。

操作を反映します。

Windowsではやばいと警告がでます。

操作の反映が始まります。一時間くらいかかりました。

以上の結果、Windowsは起動しませんでした。

今回、EFI領域とMSR領域の移動は、GPartで行いましたが、Windows上でdiskpart/bcdedit等で移動し、Cドラの先頭の移動だけすければうまくいくかもしれませんね。

市民税特別徴収をPay-easyで払う2

前回記事はこちら

前回、納税先市町村のeLtax用のアカウントを発行するところまで報告しました。これよれ納税をしていきます。

1. 納税額の登録申請

PCDesk(DL版)を起動します。ログイン画面から「新規作成」で先刻発行されたアカウントを登録します。「メインメニュー」→「納税に関する手続き」→「納税メニュー」→「個人住民税(特徴)」を選びます。ここから以下のように操作していきます。

年度の期間は6~5月です。1~5月は現在年より一つ前を指定します。

納税情報を入力します。市町村からの納税通知書の番号を入力することで、eLtaxと紐づけされます。しかし未入力でも操作は進めてしまうためスルーしないように気を付けます。

支払い月はユーザが選択する必要があります。納税通知書の支払い月を選択します。月の選択リストは支払済みの月に関わらず全部リストされるので、支払月の重複や支払月の抜けが生じやすいので、納税通知書の支払い月のよく確認することが必要です。

納税額は、市町村とはリンクされず、手入力が必要です。

これで納税額が登録されましたが未だ納入できません。次へ進みます。

以下のダイアログに応答すると、pay-easyの番号が発行されます。

2. pay-easy情報の入手

納税メニュー」に戻り、「納付情報の確認・納付」→「納付情報一覧」から、pay-easyに必要な「収入機関番号」等を確認します。

pay-easy対応の銀行で、eLTaxの納付情報より支払いします。これで毎月郵便局に行かなくて済みますし、市役所に行って支払い用紙の発行してもらうのが不要になりました。