Xperia E1 Dual D2105 をAndroid 6または7.1.2相当にSetupする1

音楽再生専用にほどよい4inchディスプレイのXperia E1。Walkmanボタンで画面さわらずとも再生とポーズができます。FMラジオ、大型スピーカ、SIMスロット2。自動車整備中でイヤフォンが使えないとき、ツナギのぽっけに入れて音楽再生にちょうど良いです。

標準OSはAndroid4.1.2。色々なOSが出ています。Walkmanボタンが使えるカスタムOSを模索中です。試したOSと結果のメモです。


①Bootloader unlock 解除コードの入手 → ②Bootloader unlock → ③customリカバリ書込み → ④OS 書込みと他の基本手順はXperiaと同様です。 ③の内容が少し違いました。recovery領域にcustomリカバリ書込みはエラーとなり、boot領域に書込むと上手く起動します。

そうすると常時TWRPが起動するようになってしまいますが、OSを書くと上手くなくなってしまうので問題になかったです。なお端末のコードネームは、最初 falconss だったが途中から Shuangになったので、その両方でキーワードで情報を探す必要があるようです。


  • Andrid6相当
  • lineage14.1にくらべると動作はかなり軽い。(Open Gapp無し時)
  • Open Gappを入れても遅いが動く。Googleログインまでかなり時間要す。
  • wmaファイルは音楽再生可能。(弊方wma派につき)
  • walkmanボタンは効かない。カメラボタン扱いとなっている。
  • カメラ起動で「問題が発生しました」となる。open-camera-1-53-1.apkでも同様。
  • 吊るしラジオアプリは起動するが100Hzから変更できない。
  • ブラウザは起動するが、OS古くてgoogleサーバ側で拒否され閲覧不能。
  • インストール後、カスタムリカバリは残る。

  • Andrid7.1.2相当
  • lineage13.0にくらべると動作は重いが使えなくはない。(Open Gapp無し時)
  • Open Gappを入れるととてつもなく遅く、リセットを繰り返し起動が困難。しつこく繰返ば起動する。
  • wmaファイルは音楽再生不可。
  • walkmanボタンを押すとカメラが起動される。設定->ボタン->カメラボタンは無効にしていても起動してしまう。
  • カメラは起動動作可能。
  • 吊るしラジオアプリは起動するが、周波数表示されず何もできない。
  • ブラウザは起動し、閲覧可能。
  • インストール後、カスタムリカバリは残らない。

  • Andrid7.1.2相当
  • 初回Bootに時間かかる。
  • 大蛇の起動画面が目を引く。
  • lineage14.1にくらべると動作はやや軽い。(Open Gapp無し時)
  • Open Gappを入れると遅く、何とか起動する。Googleログインは失敗した。
  • wmaファイルは音楽再生不可。(何かの拍子に再生されてことが一度あった)
  • walkmanボタンは効かない。カメラボタン扱いとなっている。
  • カメラは起動しない
  • 吊るしラジオアプリは起動するが、周波数表示されず何もできない。E1オリジナルのラジオアプリは起動失敗する。
  • ブラウザは起動し、閲覧可能。
  • インストール後、カスタムリカバリは残らない。

  • 試さず。どのみちAndroid5なので。

  • TWRPで解凍エラーが発生し試せず。

各OSも一長一短があるようです。結果を下表にまとめます。

OS重さGapp相性walkman
ボタン
ラジオカメラWEB
閲覧
lineage-13.0××××××
lineage-14.1××××
Viper〇△×××××

本端末では、Walkmanボタン が重要です。各種バージョンを試してみました。以下その結果です。なお、wmaファイルの再生可否はOSの実験結果から、アプリ依存ではなくOS依存の模様です。

バージョンインストールWalkmanボタン
8.4.1.5 (E1オリジナル収録Ver.)××
8.4.1.4×
7.15.A.0×
8.1.A.0.5×
8.4.A.3.5××
8.5.A.3.3××

E1オリジナル 8.4.1.5はオリジナルROM: Sony_Xperia_E1_Dual_D2105_20.1.B.0.64_RU から取出しものですが解せない結果です。何か深い秘密があるのでしょうか?


冷静さをとり戻すため一旦オリジナルに戻します。VolumeDown押しながらUSBケーブルを差し、Flashモードに遷移させた後、Flashtool で Sony_Xperia_E1_Dual_D2105_20.1.B.0.64_RU を書きます。以下手順です。


以上、悔しい状況です。引き続き調査を継続します。

e2studioのProjectを、Eclipce CDT(Windows)に移行してみる

前記事では、RH850/F1KHの開発環境を用意しました。e2studioの環境をお出かけ用事務用PCにも作りたい。むろんコード作成/閲覧とC言語記述のチェック用としてです。e2studioはマシンパワーを食うし、コンパイラライセンスやバージョン互換の課題もあり、なかなかツライ。ベースは eclipce だから素のeclipceでも動くはず。そこで試してみました。

弊方では開発PCに 2019-12 CDT(C/C++ Developer Tool )を追加して使っています。IDE機能のしょぼいHIWのバックアップにも有効です。eclipceは Windows OS環境への登録的なものが無くても動くのでいつもpleiadesフォルダを移行先PCに丸コピしています。新規の方は、公式サイトからダウンロードすればよいでしょう。

e2studioのproject を移行先PCに丸コピーして、eclipce CDT のワークスペースに追加します。

これで普通にコード閲覧できるようになりました。#define値内容などホバーによる参照をするには、プロジェクト -> プロパティ -> C/C++一般 -> パスおよびシンボル からIncludeパスを追加します。

Cコンパイラの追加

eclipce CDT ではデフォルトでgccが選択されていますが、gcc本体は入っていません。MinGwのgccを入れます。Cygwin経由だとCygwinを起動して経由させる必要があり、gccソースからvisual StudioでBuildするのもしんどいですし可能かナゾです。ぱっとWindows 64bit用の配布場所に辿りつけません。以下の場所から以下のfileをdownloadします。

解凍して分かりやすい場所( Program Files以外 )に置きます。

gcc に必要なライブラリ2つとmake も必要なので、その3つを GnuWin32 Project からdownloadして解凍して分かりやすい場所に置きます。

gcc、make、ライブラリ2つのパスを、WindowsのPATH環境変数に追加します。

eclipce CDT設定変更

eclipce CDTプロジェクト -> プロパティ を以下のように設定します。面倒なので HardwareDebug構成 を上書きしています。

お試しBuild

これで一応、クロスBuildできるようになりました。これである程度フラグ消し( H用語でコンパイルエラーを消すこと )までができるようになりました。

しかし組込み特有の絶対アドレスからキャストして実体参照など、OSありCでは際どいコードは通らないようなので、オプションの見直しが色々必要そうです。今更ながら、gcc RL78を使ったほうがよいかも、、、(でもそれじゃ面白くない)

e-Taxディスクトップ版でカード認識しないとき

e-Taxディスクトップで、署名時にマイナンバーカードを認識しなくなりました。

カード自体は認識しているし、3か月前はエラーは出ていませんでした。

JPKI利用者ソフトはインストールずみです。バージョン3.4です。

JPKI利用者ソフトのサイトを見ると、バージョン3.5にUPされているようです。これかな?

ダウンロードしてインストールします。「バージョンUPしますか?」ではなく「上書きしますか?」と微妙なニュアンスのメッセージが出ます。「はい」ですすめます。

3.5にアップデートされました。

再度、e-Taxに戻り、署名を行うと、、、カードが認識されパスワード入力に進みました。

以上のように JPKI利用者ソフト が最新でなかったためエラーとなっていました。

e-Taxディスクトップ版は起動時に最新バージョンか自動チェックしますが、 JPKI利用者ソフト はチェックしないようです。

VS2022 17.10からmacOS14.4.1にiOSアプリのクロス開発お試し

Visual Studio 2022 にて、Xamarin、MAUIではなく、iOSアプリケーションというProject項目があったので試してみました。たとえSwiftでもWindows上から開発できれば効率UPします。

まずプロジェクトを追加してみます。

ちなみにiOSライブラリをXamarinでつかえるように調査時に登場したキーワード iOSバインドライブラリ は2つでてきますね。

スケルトンができたので、何か追加してみます。

言語はC#になるようですね。

そのままBuildしてみると、、、

.net 8 (7?)が無いらしく、それを追加インストールしてBuild。

よく分かりませんが以下のようなキャプチャも記録していました。

結局以下のエラーでふんずまってしまったようです。

結局、よくわかりませんでした。