Windows VS2022 からTestflight をUPLOADする手順【’25.1月編】

前記事からひきつづきWindows Visual Studio 2022 で、TestFlightする手順です。MAC Visual Studio 2019での手順と画面も違うため別途記録しました。

TestFlightのビルド構成にし、Build後( 数分要しMAC側で最後あたりでパスワード入力、MAC側でパスワード入力が表示されない場合はMACとVS2022を何度も起動しなおす )、アーカイブを実行。

アーカイブが始まります。UI動作はやや不安定です。画像中に注記しています。

署名をするため配布を開始します。

配布先を選びます。

生成先を選びます。

直ぐに保存先の選択ダイアログがでます。ここで Users の下に .ipa を生成したくないところですが、開発用パスに移すと一度ダンマリになりましたのでパスは変えない方がよいかも…

この後、MAC側でUPLOADしますが、同じFileなのに20回くらいで成功しました。サーバの要因か不調な場合があります。Apple Developer のパスワードを何回も聞かれたり、htmlタグエラーみたいなのが多発します。Transporter も起動しなおすと表示が変わったりメチャクチャです。

なおストアーアップロードはWindows版でも相変わらず失敗します。

Xperia Z4 Tablet Wi-Fi版をAndroid11/12相当にsetupする ‘25.1月編

過去にXperia Z4 Tablet国内LTE版(SO-05G), Xperia Z4 Tablet海外LTE版SGP771を、Android11相当にUPDATEしました。今回 Xperia Z4 Tablet Wi-FI版SGP712 を実施しました。その手順の違い等を報告します。


手順は SO-05G と同じです。SONY Unlock Bootloader サイトで選択するDevice名はLTE版もWi-Fi版も共通でした。ポイントとなる Bootloader unlock allowed の状態は以下のとおりでした。

なお、解除コードが合っているにもかかわらずUnlockができない場合が見られました。その対応はこちらの別記事を参照してください。


LTE版とは別の物を使います。”karin_windy” は Z4 Tablet Wi-FI版のコードネームです。

file補足
TWRP-3.1.1-lineageos-karin_windy-20170520.img機種判定がうまくいかない
TWRP-3.5.0_9-0-karin_windy-20210122.img状況によっては使えない。

一旦は、TWRP-3.5.0_9 でOS書込みだけ行けはしました。boot.img の書換は不要でした。


以下2種類を試しました。それぞれ難点がありました。

file備考
lineage-18.1-20230205-UNOFFICIAL-karin_windy.zipAndroid11相当
lineage-19.1-20241030-UNOFFICIAL-karin_windy.zipAndroid12相当

今回改めてカスタムROMを探索すると、LinageOS21( Android14相当 )まで出回っていることが分かりました。LinageOS20用、LinageOS21用は機能制限があるようです。詳しくは XDA Forum で検索してみてください。しかし公開先がロシアでした。国事情とソフトウェア事情はことなるとは思いますが、なぜ一般的な公開先 GithubGoolgeドライブAndroid File Host (ここは有償ですか)、SOURCEFORGE ではないのか不安がよぎります。

OS自体は書込み、起動共に正常でした。Wi-Fi、GPS、Bluetooth、カメラ、SDカードの正常確認できました。

すこし変なのが、USB OTG (外部USBメモリの使用) でした。弊方はAndroidに本機能があることさえ知らなかったのですが、本機能の動作を重視している方もいらっしゃるようです。 Wi-Fi版のLinageOS18では通常コントロールパネルに表示されるのですが、今回は表示されません。検索すると出てはくるのですが、、、実際にUSBメモリを差しても表示は出てきませんてした。


LinageOS19は、USB OTGの件と他で万が一問題があるとマズイので今回は適用は控え、利用実績の高いLinageOS18に入れ直します。ここで問題が発生です。

問題1: TWRP-3.5.0_9 が起動しない

LinageOS19 で何かが変えられてしまったのかもしれません。一旦純正ROMに戻してみたのですが解消しませんでした。TWRP-3.1.1-lineageos-karin_windy-20170520.img に書直しすと起動しました。こちらで作業を進めるしかなさそうです。

問題2: TWRP-3.1.1 でOS書込みでエラーが発生

どうも機種認識がうまくいっていないようです。これはTWRPのバージョンによるようです。(SGP611でも同様の事象が見られました)

仕方ないのでOSインストールスクリプトの機種チェックを外してインストールします。詳しい手順は割愛しますが以下画像を見てください。

zipは本流にマージするのは恐れ多いため、こちらに個別に公開しています。

これでようやくOS書込みできました。Wi-FI、GPS、Bluetooth、カメラ、SDカードはOK。USG-OTGも表示され、USBメモリ接続まで確認できました。


以下のMindTheGapp を、TWRPでインストールします。SGP612、SGP771、SM-T800とは異なり、Google Play 開発者サービス と Google Play の個別インストールは不要でした。

file備考
MindTheGapps-11.0.0-arm64-20230922_081122.zipGoogle検索、Google Play 開発者サービス、Google Play の3つ

インストール後、GoogleサービスをUPDATEします。ポイントは以下2点です。

‘25.1月時点でのGoogleサービスのバージョンは以下のようになりました。

アプリ名update前update後
Google検索12.2.13.2316.2.40
Google Play35.2.19-2144.5.23-29
Google Play開発者サービス20.45.1624.50.34

試しに Google Play ストア から、MAP と Googelキーボード入力 を入れてみます。


これで一旦セットアップが完了しました。LinageOS19版はやや怪しい感は見られますが、機密情報入力やUSBメモリを控えれば使えることは使えそうです。

以上、Z4 Tablet Wi-Fi版をAndoroid11 or 12 相当にUpdateできました。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。Tablet Wi-Fiは難易度低、約1.0時間の個人様向け工数+事務費で税込4,000円 。一部OSが古い機種があるよあで最新化してSETUPするのがベターなようです。その場合は+1,000円。ご相談、依頼はこちらから。

その他気付きですが、インストール時に SGP771 の表示が現れますが、インストールスクリプトの誤りのようです。

TortoiseGit で大きいfileをGit-Hubにpushする

Windows上でGit-Hubに大きいファイルをpushする手順の記事があまり見られなかったので覚書です。

300MBのzipをGit-Hubにpushする数分も待たされ、容量うんぬんではなく、error: faild to push some refs to とエラーがでます。

他WEB記事をみると Git LFS というモードがあるようです。なるほど。どうしたら有効になるのでしょう? git lfs というオプションがあるようで、コマンドプロンプトからたたいてみます。gitのコマンドは、TortoiseGit と一緒に入っているみたいです。

コマンドは適当な場所でたたくと、リポジトリ外的にエラーがでるので、リポジトリ直下でたたいてみます。

以下コピペ用コマンドシーケンスです。

git lfs track "*.zip"

このあとTortoiseGit のメニューに変化がみられました。

対象のzipが変更あり扱いになりました。よくわかりませんがコミットします。

再pushすると、大きいファイルの認識はされるものの( これはTortoiseGit というよりGit本体の反応 ) エラーは変わりませんでした。

他のコマンドためします。以下手順でpushできました。push自体は TortoiseGit からも同じなので出来るはずです。コミット後に行わないと、Git can’t resolve ref: “HEAD” がでます。

以下コピペ用コマンドシーケンスです。

git lfs migrate info
git lfs migrate import
git.exe push --progress -- "origin" main:main

リポジトリ直下に .gitattributes という設定ファイルができているので、これがポイントなのでしょうか?

*.zip filter=lfs diff=lfs merge=lfs -text
*.txt filter=lfs diff=lfs merge=lfs -text

TortoiseGit からは全て直接できないが、コマンドプロンプトから行えばいいようです。

オリジナルCAN Logger を構想する1

構想時のメモです。

ラズパイ や FA用PC と 汎用CANボート の組合せがスピーディですが、

  • 起動に時間がかかる。
  • サイズが大きくなりがち。(二輪にも載せたい)
  • 細かな制御ができない。
  • 予期しない不確定要素がおおい。
  • ノイズや振動は大丈夫か? (二輪にも載せたい)
  • CAN-FDに対応させたい。(開発用途ではCAN-BUS使用率が直ぐいっぱいになってしまう)

よって車載用のCAN付マイコンを使います。

ロガーでもリアルタイム値をリモートで見たいと要素もあります。モバイル端末で中継させ、用途に応じてデータを飛ばします。以下のような構成とします。

モバイル端末に使うには、BTで中継します。

以下ポイントです。

  • BT4は遅いのでBT5.1を使います。Long rangeモードがあり耐ノイズ性を期待します。
  • 車載CANとBTを搭載したマイコンはほぼないので、タスク分割も兼ねて別マイコンとします。
  • ログモードは後でかんがえます。

極力ハードウェア機能で受信させ、フルログモードに備え、処理能力の消費を控えます。CANは2チャンネルを使用。制御用が必要になる可能性もあるため、それら用に受信バッファとルールをRESERVEしておく。

基本はこんな感じで構想中です。

Galaxy Tab s 10.5 Wifi版をAndroid13相当にSetupする3

前記事ではスタムOS用のGoogleサービスエンジンの一つである MindTheGapps のインストールまで完了しました。次にGoogleのセットアップを行います。実施してみたところ、Xperia Z4 Tablet とは少し違っていました。


以下のとおりでした。この状態で Google Play ストア をインストールし、実行しても落ちてしまいました。


Xperia Z4 Tablet では現れていた Goolge の更新ボタンが今回では見られません。

Google Play ストア が未だないので、アプリの .apk を用意し、オフラインでインストールします。弊方では公式Android13が入っている端末の’25.1月時点のバージョンに習い以下のものを入れました。

GoogleVer. 15.40.41 【特に入れなくていいかも】
Google 開発者サービスapkによるUpdate不可
Google Play ストアVer. 44.1.17-23Install後、アプリ権限、システム更新権限を手動で付与すること。

この後、WiFiを接続し、端末を再起動します。以下手順です。ちなみに Google Play ストア は初回起動ではコケます。


Google Playの起動は、

試しにMAPを入れてみます。うまくいったようです。


ユーザさんから追加情報がありました。 Book Walker というアプリがうまく動作しないとのことです。SC-03G LinageOS10では動作するとのことで、LInageOS20固有の課題なのかもしれません。何分、リアルタイム課金されるアプリは決済関係で要注意かと。。。


以上、SM-T800を Android13相当にupdateし、Google Play の動作させるまでの手順です。しかしながら自分でやるのはメンドクサイ、忙しい、自身が無い方は、弊方でセットアップをお受けいたします。Google Paly初期セットアップに手間をようするため難易度中、約1.25時間の個人様向け工数+事務費で税込4,000円~ ご相談、依頼はこちらから。