SC-03GのAndroid10化、SO-05GのAndroid11化に続いて、Xperia Z3 tablet Compact LTE のAndroid10化に着手します。パンツ後ろポケに入るコンパクトさ、薄く、防水、通話可能なタブレットです。型番は、LTE版がSGP621、WiFi版はLSGP612。LTE版はメインは海外だったようですが、一部国内でも販売されていたようで「技適」も通過しているのとのこと。(ロゴはみあたりませんが)
こちらは依頼品ではなく担当小生のお家用です。ゆっくりセットアップを楽しみたいと思います。尚、海外の情報を検索する場合、略称”Z3TC”で記述されているようです。
1.ストック状態の確認
まず初期状態の確認です。SONY専用のアプリや機能があります。FMラジオはインターネットラジオではなく、本物のラジオです。これはXperaの独自機能。Update後も継承されるのでしょうか?
2.Bootloader Unlock解除
リカバリを書換えるためのBootloader Unlock解除禁止の可否状態を確認します。TEL番号にサービスコード「*#*#7378423#*#」を入力し、Service info -> Configration と開きます。国際モデルのXperiaのセットアップは3台目ですが、本機も出荷時からUnlokc解除可能となっています、一安心。‘24.4月以降、国内版(実在しないかも)はこの解除ができなくなっています。
前述SO-05Gの記事と同様に、SONYのBootloader Unloockサイト にIMEIコードと機種名を選択し、unlockコードを発行します。機種はLTE版とWi-FI版で共通です。‘24.4月時点では Chorme で開かないと上手くいきませんでした。
unlockは、本機の場合、fastboot UIツールではうまくいかず、fastbootコマンドラインツール(下図左)で実施しました。本機は、先down押しながにらUSBケーブル挿入でfastbootモードとなり、次にUSBを一度抜き、UP押しながにらUSBケーブル挿入でunlock受付モードになります。その他は前述SO-05Gの記事と同様です。unlock後のサービスメニューの表示は下図右のようになります。
3.カスタムリカバリの書込み
自由にOSを書換えるためのカスタムリカバリを書込みます。Xperiaはroot化しなくて書換可能です。Z3TC用のカスタムリカバリを探します。まずはAndroid File Hostで探してみます。Z3TC用のページがありましたがリカバリは置いていません。他を探してtwrp-3.0.2-0-scorpion_windy.img を発見。
端末をupボタンを押しながらPower Onにて書込モードで起動します。画面は出ないので青LEDの点灯で確認します。その後もfastboot 0.9.36のコマンドライン版で、.imgを書き込みます。
完了後、端末をdownボタンを押しながらPower Onし、リカバリモードで起動します。うまくいきました。
4.カスタムOSの書込み
OSは取り急ぎAndroid File HostからダウンロードしたLineageOS18.1(‘24.9月で稼働した最新版は lineage-18.1-20230627-4microg-UNOFFICIAL-z3tc.zip、lineage-18.1-20231011-4microg-UNOFFICIAL-z3tc.zipとlineage-18.1-20240321-microG-UNOFFICIAL-z3tc.zipは解凍エラーでる) を書込みます。複数のタイムスタンプのものがありました。まず新しいものから.zipをSDカードにコピーして、TWRPで、Wipe後、Installします。
末尾”zt3tc.zip”がLTE版用、末尾”zt3tcw.zip”がWiFi版用のようですが、”zt3tc.zip”でも失敗。エラーが出てもOS自体はbootするのですが何か怪しいです。少しThinking Timeです。パート2に続きます。