Gmailアカウントへ送信エラーとなる調査’23.12月編

2023.11月、弊社アカウントからGmailアカウントへ送信したメールが、Gmailサーバに弾かれてエラーで戻ってくるようになりました。2023.8月は送信できていました。その調査結果を記録しておきます。

弊方の環境は以下のとおりです。

メールサーバレンタルサーバ
ドメイン1独自ドメイン
ドメイン2レンタルサーバ初期ドメイン
SPFレコード独自ドメイン側で設定
使用メールアカウントユーザ名@レンタルサーバ初期ドメイン
メールサーバホスト名ドメイン1とドメイン2とは異なる。
メールクライアントソフトThunderbird
プロトコルIMAP
暗号化SSL/TLS

サーバはレンタルで、独自ドメインを取得しています。このようなケースは割と多いのかなと思います。SPFレコードは設定していますが、レンタルサーバ側の仕様で設定先は、独自ドメイン側のみです。

まずSPFレコードに、ドメイン1 と ドメイン2 を含めてみました。

理屈的にはよいのかと思いましたがダメでした。一応ダメ元で以下もためします。

更に一応ダメ元で以下もためします。ダメでした。

何分、設定がDNS伝播しおわるまで、タイムラグがあるためTRY&ERRがしにくくて困ります。

Gmailの受信をWEB上で確認してみると、届いていめメールは証明書がついています。弊方は未対応です。

他の届いているメールをみると証明書はついていないものもありますね。暗号化も必須ではないようです。

ドメイン1、ドメイン2、メールサーバホスト もpingは通ります。DNS的はOKですね。

サーバ上から直接送信すると、うまくいきます。そこで、Thunderbirdの自動設定で設定されたリアルサーバのメールアカウント「ユーザ名@レンタルサーバ初期ドメイン」を、「ユーザ名@独自ドメイン」に変更してみました。するとGmailアカウントへの送信は受付けられました。ドメイン1 と ドメイン2 は、DNSエイリアスで同意と解釈していましたが、この場合は異なるようですね。

SPFによるドメイン照合は各種サイトで説明されていますが、具体的にメールのどの部分がどうなのか説明が良く分かりません。失敗したメールのテキストヘッダ部は、

成功したメールのテキストヘッダ部は、

以上のことからGmailサーバの動作は、以下のとおりとなるようですね。

また、

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