前回は、MAC Book の初期セットアップまででした。次にWindowsのVisual Stdioからのデバックを試みます。
まず、iOSのプロジェクトからデバックを開始すると、MAC側にXcodeをインストールしているにも関わらず、「Xcodeが無い」とエラーが出ます。
どうも「Xcode コマンドラインツール」が関係しているようで、MAC側で以下の設定をしました。
「IDBと接続できない」と以下のエラーも出ました。MAC側に、IDB(unixのsdb:シンボリッグデバッガのmac版?)必要かと試行錯誤しましたが、Windows側のIDBのことのようです。知らないうちに解消しました。
「Monoがない」というエラーもでました。何者かよくわかりませんが、MAC側に「Mono Framework」をインストールしました。
次に以下のエラーがでました。Windows側Visual Studio 2019 Ver.16.11では、Xcode 13.1 を求めるようです。Xcode 13.1は、iOS10.15以上が必要で、iOS 15はMAC Book 2015以上が必要とのこと。これは警告だけなので、とりあえず続行します。iOSシュミレータが起動しますが、エラーがでます。
仕方なく別のPCに、Visual Studio 2019 ver. 16.9を入れますが、改善せず。
次にVisual Studio 2017 ver15.9 を入れるとビルド時に、エラーがでます。これはVisual Studio 2019が、MCA側の「Xamarion_iOS SDK」のバージョンを強制変更してたためのようです。
MAC側で、iOS10.14の最新Xcode12.4に対応した「Xamarion_iOS SDK」14.14.2.5をダウンロードして戻します。Gitbubに各バージョンがおいてあまります。
これでVisual Studio 2017で、表面上のエラーは無くなりましたが、デバッグを開始するとiOSシュミレーターで、Appleロゴでダンマリです。
この状態でVisual Studio 2019に戻すと、以下のメッセージが出ます。つまり下位互換も上位互換もなく、一点の互換バージョンに合わせる必要があるのかもしれません。
しかし、Visual Studio 側のXamarin_iOSのバージョンは、任意に変更できず、Visual Studio各リリース時期で決まってしまうようです。これがおおきなネックですね。
試した各バージョンを整理してみました。
CASE | Visual Studio | Windows側 Xamarin_iOS | MAC側 Xamarin_iOS | Xcode | 結果 |
1 | 2019 16.11 | 15.2.0.17 | 14.14.2.5 | 12.4 | NG |
2 | 2019 16.9 | 14.16.0.5 | 14.14.2.5 | 12.4 | NG |
3 | 2017 15.9 | 12.4.0.64 | 14.14.2.5 | 12.4 | NG |
CASE2は惜しいです。VS2019のもう一つ古いバージョンなら、合わせられそうです。試します。iOSシュミレータの起動は、Appleロゴで5分、ぐるぐるからすすみませんね。しつこく凝り返していると表示できるときもありました。
CASE | Visual Studio | Windows側 Xamarin_iOS | MAC側 Xamarin_iOS | Xcode | 結果 |
4 | 2019 16.7 | 14.2.0.12 | 14.2.0.12 | 12.4 | △ |