e-taxで累積赤字決算申請する2:都道府県向け

前記事では国への申請を行いました。

引き続きe-taxで決算税務申請 です。 こちらは「eLTAX」になります。赤字でも県民税と市町村民税の均等割りの支払いが必要です。 こちらは別システム「eLTAX」になります。 県用と市用は共通です。

アカウント作成

県と市用のアカウントを、eLTAXのWEBページから「 PCdesk(WEB版) 」に行き申請します。手順通り問題なく申請できました。この時点で電子証明書が必要になります。

「地方税用PCアプリ版」について

eLTAXのWEBページから、PCdesk(DL版/地方税ポータルシステムeLTax をダウンロードします。 ダウンロード にはパスワードが発行されます。インストールは普通にできました。

県民税の申請

eLTax を起動します。高い頻度でUpdateが行われていますので、確認ボタンを押して5分くらい待つのが常です。しかし最新バージョンの時でも確認ボタンが表示され、ついつい押してしまいがちです。そうするとバージョンチェックが走り数分待たされます。(そもそも表示する必要はないかと…)

県用のアカウントでログインします。「書庫フォルダを作成しろ」と言われる場合があります。バージョンアップの影響かもしれません。登録ボタンを押してローカルフォルダを指定します。

申告に関する手続き」→「申告データの作成」し、パスワードを入力します。

このとき証明書の期限がきれている場合は警告されるので再登録します。

次に利用者情報確認画面から提出先の税務署を選択し、「法人都道府県民税・事業税」を選択します。

県用のアカウント を使用しないと 「法人都道府県民税・事業税」 のメニューが選択できないです。これ以降の手順は’24.9月では従来とだいぶ変わっているかもしれません。

申告区分画面から確定申告を選択し次へを選択、作成方法選択画面から手動による作成を選択、会計期間の入力を選び次へを選択。

「国税情報を使用しての作成」という機能は、法人の基本情報がインポートされるだけで、会計数値はインポートされませんので、あまり役に立ちません。

法人情報登録・変更画面は、基本情報は自動入力済みなので、そのままで次へを選択。

申告様式選択画面決定をおすと様式選択が現れます。様式番号 を選択し一覧から第六号様式を選択し(プリセットで選択されています)、次へを選択。

再び提出先選択画面で税務署を選択、上書き確認ダイアログが表示されるので、一応 xmlファイル名を変更しておきます。申請データ作成結果一覧(地方税)画面から次へを選択。ここでようやく「第六号様式」の申請画面が開きます。ここまでの操作、多すぎですね。どういう設計ポリシなのでしょうか?

こちらを入力して保存します。保存時に自動チェックが行われます。この点はe-taxよりGoodです。ここでの留意点は、繰越損失の償却と、細かいトグルボタン選択項目でしょうか?

次に「 第六号様式 別表九」を追加します。

「 第六号様式 別表九」を入力し保存します。別表7(1) とほぼ同じです。何故か年月日は前ゼロで入力しないとはじかれます。翌年繰越額は自動計算されませんね。

申請書が入力できたら次へを選択。「申請データ一覧」の署名付与ボタンから署名を行います。この時、電子証明書が必要になります。カードリーダーをPC繋ぎ、マイナンバーカードを差し、次に進むとマイナンバーカードの署名用電子証明書パスワード(長い方)を聞いてきます。入力するとすとすんなり通過します。

引続き「送信しますか?」と聞いてくるので、それに従い、申請データ一覧から送信ボタンを押すと、再ログインを求められます。再ログインすると送信されます。送信後、なぜか「送信済みデータを削除しますか?」 と問われるのでNoで答えます。

これで終了かと思いきや 、納付書の発行の操作が必要です。当方は気づかず数日 納付書 が来るのを待っていました。

申告データ送信結果一覧の右下の納付発行依頼ボタンを選択すると納付対象申告一覧が現れます。申請対象は分かり切っているはずですが検索を要します。通常は以下の条件です。

今回申請選択し次へを選択。納付・納入金額一覧 納付・納入金額確認と進み、「納税情報を作成しますか? 」の問にYESで答えるとようやく納付情報確認画面( この段階では納付番号などが表示されなかったような… )が表示されます。

メニューに戻り、納付情報の確認・納付から今回の申請を選び次へを選択。く納付情報確認画面が表示されます。スクロールするとpay-easy等の支払いに必要な 収入期間番号、納付番号、確認番号、納付区分 が表示されます。ここは印刷機能は無いので、画面キャプチャしておきます。この先はネットバンキングの操作なので、etax未対応の銀行口座を持っていない組織では無用です。

送信されたかどうかは、「メッセージ一覧」で確認できます。申請の受付は瞬時に完了します。納付情報の受付も瞬時に終わるようです。人の手でチェックしてはないですね。

もしも送信時に、納付書の発行操作を忘れた場合は、メインメニューから「納付情報の確認・納付」から「納付対象申告一覧」を開きます。初期表示ではなにも表示されていません。申請内容が消えたのか、納付書操作はワンチャンスなのか焦ります。事業年度期間を入力し、検索を押すと、申請内容が現れます。この時、 期間が会計期間と日付まで一致させないと、検索がヒットしません。あとの操作は通常と同じです。

次に市町村向けの申請を行います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です