弊方では、CS+ より e2studioの方を優先して使ってます。eclipceの機能や各種プラグインが使え(特にvim)効率が高く、CS+ と対マイコン機能も遜色ない。ただマシンパワーが少々必要です。
今回、RH850F1KHを使うにあたり気付いたことをメモです。正しくはリリースノートに記載されているとは思います。今日のところはCC-RH無償版です。
e2studio 2022-10 では未対応
組込みのセオリーではありますが、他案件でこのバージョンを使っているためUpdateしたくないのですが、未対応でした。以下詳細です。
ヘルプ -> e2studioについて -> インストールの詳細 -> Renesas Device Support から対応マイコンを確認するとツーリーには現れますが Debug 以外はNo がついています。どういう意味なのでしょうか? もしかしてCC-RH無償版ではNG!?
ファイル -> 新規 -> Renesas C/C++ Project -> Renesas RH850 -> Renesas CC-RH Executable Projet と選択し、プロジェクトダイアログ 名を入力、次のダイアログでターゲットデバイスの「…」をクリックし、Device Selection画面からは F1KH はでてきませんね。
昔昔は、マイコン毎に「デバイスファイル」がデリバリされていて、それをIDEにインポートしてましたが今はそうではないんですね… ルネサスダウンロードを探しても見つかりません。
しかたなくアップデートを試みましたが、JDK環境エラーになりました。
互換は、JDK17 でPCには JDK18 がいれてあります。JDK18 は認識されず OpenJDK が認識され引っかかっています。JDK17/18は今はOracleの管理下のプロダクトで、OpenJDK はそれとは違う管理されていないもののようです。e2studio 2022-10 に以下のように一緒にインストールされていたみたいです。
e2studio 2024-07 では対応
JDKの環境も、e2studio 以外にもいろいろ影響が考えられるので、比較的クリーンな別PCに最新版2024-07をインストールすると、F1KHでプロジェクト生成ができました。以下詳細です。
Renesas Device Support の対応マイコンツリーは以下のとおりでした。
プロジェクト生成時のDevice Selection画面の内容は、
一応ひな形自動生成ツール スマートコンフィグレータ で自動生成し、まだ基板は工作中なのでRH850シュミレータ で実行までしてみてOKでした。シュミレータの簡単な設定方法は以下のとおりです。
RH850コンパイラ状況
とりあえず今からコンパイラ要購入でなくてヨカッタです。
ちなみに CC-RH は C++ 未対応なんですね。C++はサードパーティ製のみ。
gcc も RL78、RX系、V850は対応してますが、RH850は無いようです。
C++ で効率よくつくりたいものです。
そのた
Microsoft Visual C++ 2015-2022 Runtime (x86): が既にインストール済みか、ターゲットバージョンの異なるエディションが入っていた場合、インストールエラーになってしまうようです。