AWS IoTにてサーバリクエストを行う「MQTT」。比較的簡易ですが、エラー処理面でやや留意点がありました。必ずしもではないかとおもいますが、記録しておきます。機器はラズパイ、言語はPythonです。
1 . connect()でエラーになりやすい場合
インターネットおよびLANも生物ですから不安定な場合もあります。そのせいか当方では、MQTTクライアントのconnect()メソッドでエラー一時的に多発しました。
よくよく調べると、connect()メソッドのタイムアウトのデフォルト値は5秒です。
これではすぐに引っかかりそうです。AWSサーバで生成した「接続キット」のサンプルコードのままではNGです。30秒は欲しいところです。以下のように修正しました。
mqttc = AWSIoTMQTTClient(clientId)
( 中 略 )
mqttc.configureConnectDisconnectTimeout(30)
mqttc.configureMQTTOperationTimeout(30)
mqttc.connect( )
ついでに、publish()メソッドのタイムアウト値も延ばしておきます。
2 . publish()がエラーにならずスルーする
publish()メソッドのエラー検出のテストのため、テストコードで先にmqttc.closeメソッドし、publish()したところ、エラーにならずスルーしました。
これは疑似的なので仕方ないと、実機テストに踏み切ったところ、たまたまネットワークが切れ、サーバ受信にできなかったのですが、publish()側では正常スルーなりました。ネットワーク本体が切れると、スルーしてしまうのかな?
しかなく、Pythonスクリプトとは別に、シェルスクリプトでネットワークデバイスを、数秒置きに監視しするようにしました。当方では、4Gによるppp接続だったため以下のようにした。
while [ 1 ]
do
ifconfig ppp0 > /dev/null
RET_PPP=$?
if [ $RET_PPP -eq 0 ];then
PPP_ON=1
else
# flash disk cash
sync
sync
sync
shutdown -r now
fi
sleep 30
done
少し乱暴ですが、pppが切れる要因によっては復帰できない場合もあるため、一律リブートとしました。