iOSシュミレータリストが表示されないとき

引き続きMAC Book Pro 2015でiOSシュミレータも再確認します。しかし、iOSシュミレータリストにデバイス名が出てきません。2012ではバリバリ表示されていたのですが、、、

Xcode SDKと、xamarin.iOSのバージョンが合っていないとダメなようです。合わせるとデバイスリストがでてきました。

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前回、Xcode 12.4では、最新のiOSとは実機デバッグできないことが分かりました。海外のサイトでは、ある程度ならiOSバージョンを戻せるとの情報がありましたが、iOS Ver.16にしてしまうとにっちもさちも行かないようです。

しかたなく最新のmacOS/Xcodeをインストール可能な「MAC Book Pro 2015 early」を導入しました。小キズがある程度で2.8万円でした。これで一気にすべての問題が解決しました。

まずxcodeで試します。実機が選択可能となり、iPhone側で画面がでました。

しかし最新と思っていた「macOS Monterey」ですが近々で「Ventura」というバージョンがリリースされてしまいました。この「Ventura」の対象から、MAC Book Pro 2015は外れてしまいました。iOS17がリリースされたら、2015では対応できないでしょう。

iOSアプリでは、常に開発環境を最新を保っていく必要があるようですね。

Windows側からのiOSシュミレータおよび実機からのデバッグも再トライしてみました。結果は、

  1. 実施できたが遅くで使い物にならない。ほとんどMAC側で動いているんでしょうね。
  2. Visual Studioは2022の最新でないと、iOS16はサポートしていない。xamarin.iOSのバージョンは以下の通りでした。

総費用としましては、MAC Book Pro 2015=2.8万円、iPhone X=2万円、iPhoneケーブル=千円、計4.9万円でした。これにApple開発者の年会費がかかるのでありましょう。

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前回、MAC Book 側でシュミレータ環境を整えました。次は実機接続です。近々のiPhone 13/14 proには投資できません。13/14 Proの解像度2532×1170に、近い2436×1125のiPhone Xとしました。デモ機でもありますので、画面背面が砕けてないものフリマで探し2万円。

一応WindowsのVS2019から接続してみましたが、やっぱり無理です。

まずはMAC側でXcodeから試しますがエラーです。iPhoneは古いですが、OS最近のver.15.7になってました。XcodeのmacOS10.15での上限ver.12.4に対して新しすぎるようです。

「iPhoneを出荷時のiOS Ver.に戻せばいい」と、初期化を試みましたが、ユーザ設定だけ消えて、最新16.1になってしまいました。

どうもiPhone古いバージョンには戻させないポリシーのようですね。ネットで探した回避策を試します。「XcodeのiOS Ver.毎パッケージをGithubからD/Lしてコピーインストールする」(下図)→ 解消せず。

「証明書を.SLSL.ファイルをソフト”blobsaver”で作成し、証明書を”FutureRestore”で差し替えて、古いOSイメージをD/Lして、iPhoneに書込む。(下図)→ 証明書NGで書き込めず。

AndroidはカスタムROMなどわりと自由ですが、iPhoneはこんなに厳格だとは想像しておりませんでした。

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前回、WindowsとMACで、Xamarin_iOS SDKのバージョンを合せたましたが、どうも不安定です。

MAC上で、iOSでのデバックを行うのがスマートなのかもしれません。Visual Studio 2019のProjectを、MACに丸コピーして、Visual Studio 2019 for MAC で開いてみます。そのまま開けて、設定fileの互換性も高そうです。UIは、Windowsと異なり、ちょっと見やすいかんじです。

しかし、

  • ビルド、エディタ操作、全てにおいてWindows上の5倍以上遅い。
  • iOSシュミレータは、起動に5分くらいかかる。(Androidシュミレータも遅いがiOSほどでない)
  • iOSシュミレータ起動中に、MACがよくリセットする。

まるでWin95の時代に戻ったかのよう。iCore5 2.5GHz、メモリ4GBなら、そこまで厳しくないとはおもえるまですが、、、

topコマンドをターミナルで走らせながら、iOSシュミレータ起動すると時折止まりますので、かなり負荷がたかそうです。


しかたなくメモリを8GBにアップします。経費節約のため、ヤフオクで業販されたる方から、以下のものを2,100円で購入。MAC用と謡われていなくても、DDR3-12800 1600MHz 204ピンなら大丈夫のようです。まだまだ遅いですが応答性は1/2に改善した感じです。

メーカ:RAMAXEL 品番:RMT3160ED58E9W-1600 数量:2枚

VS2019、iOSシュミレータ、safariを起動した状態で、アクティビティモニタの状態は以下の通りでした。6GBも食うんですね。4GBではメモリスワップしまくりだったかもしれません。

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前回は、MAC Book の初期セットアップまででした。次にWindowsのVisual Stdioからのデバックを試みます。

まず、iOSのプロジェクトからデバックを開始すると、MAC側にXcodeをインストールしているにも関わらず、「Xcodeが無い」とエラーが出ます。

どうも「Xcode コマンドラインツール」が関係しているようで、MAC側で以下の設定をしました。

「IDBと接続できない」と以下のエラーも出ました。MAC側に、IDB(unixのsdb:シンボリッグデバッガのmac版?)必要かと試行錯誤しましたが、Windows側のIDBのことのようです。知らないうちに解消しました。

「Monoがない」というエラーもでました。何者かよくわかりませんが、MAC側に「Mono Framework」をインストールしました。

次に以下のエラーがでました。Windows側Visual Studio 2019 Ver.16.11では、Xcode 13.1 を求めるようです。Xcode 13.1は、iOS10.15以上が必要で、iOS 15はMAC Book 2015以上が必要とのこと。これは警告だけなので、とりあえず続行します。iOSシュミレータが起動しますが、エラーがでます。

仕方なく別のPCに、Visual Studio 2019 ver. 16.9を入れますが、改善せず。

次にVisual Studio 2017 ver15.9 を入れるとビルド時に、エラーがでます。これはVisual Studio 2019が、MCA側の「Xamarion_iOS SDK」のバージョンを強制変更してたためのようです。

MAC側で、iOS10.14の最新Xcode12.4に対応した「Xamarion_iOS SDK」14.14.2.5をダウンロードして戻します。Gitbubに各バージョンがおいてあまります。

これでVisual Studio 2017で、表面上のエラーは無くなりましたが、デバッグを開始するとiOSシュミレーターで、Appleロゴでダンマリです。

この状態でVisual Studio 2019に戻すと、以下のメッセージが出ます。つまり下位互換も上位互換もなく、一点の互換バージョンに合わせる必要があるのかもしれません。

しかし、Visual Studio 側のXamarin_iOSのバージョンは、任意に変更できず、Visual Studio各リリース時期で決まってしまうようです。これがおおきなネックですね。

試した各バージョンを整理してみました。

CASEVisual StudioWindows側
Xamarin_iOS
MAC側
Xamarin_iOS
Xcode結果
12019 16.1115.2.0.1714.14.2.512.4NG
22019 16.914.16.0.514.14.2.512.4NG
32017 15.912.4.0.6414.14.2.512.4NG

CASE2は惜しいです。VS2019のもう一つ古いバージョンなら、合わせられそうです。試します。iOSシュミレータの起動は、Appleロゴで5分、ぐるぐるからすすみませんね。しつこく凝り返していると表示できるときもありました。

CASEVisual StudioWindows側
Xamarin_iOS
MAC側
Xamarin_iOS
Xcode結果
42019 16.714.2.0.1214.2.0.1212.4

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