SH2でPCシュミレータを使ってみる

SH2でもPCシュミレーターを試してみます。IDEは、HEWです。

伝統のSHもものは洗練されているかと思いましたが、マイコン機能のすべてがシュミレートされないようです。

タイマCMT0 の割り込みはシュミレートされました。

AD変換完了割り込みは、シュミレートされないようです。Brekeも効かず、カウンタもUPしません。

画面上のボタンを押して、割込みを呼出す機能を使ってもダメ。

変数と関数の呼出し回数を表示しても、AD変換割込みは発生してないです。

RL78のようになマイコン全体のシュミレーション機能ではないようです。関数の単体テスト用でしょうか? もしくはもっと深い使い方があるのでしょうか?

RL78のPCシミュレータを使ってみる

メーカ在籍時は、テスト基板に困ることはありませんでしたが、ベンダーの立場になるとテスト基板が無い状況も多々です。RL78のPCシミュレータを試してみます。IDEは、e2Studioの方です。

詳細な操作方法は、ルネサスのマニュアルをみていただくとし、概要は以下のようにります。

まずデバックの設定で、「RL78 Simulator」を選択します。

シミュレータGUIより、動作条件を設定していきます。

GUIパネルを作って、パネルエディタからドラックで各GUIを配置。.

信号入力にはボタンを割り当て。

AD入力にはダイヤル割り当て。

信号出力はLEDを割り当て。

これでポート入出力、割込み、デバックができます。

タイマーもシミュレートされます。

UARTは、シリアルウインドウを表示して、送信値は手打ちします。簡単な繰返し送信モードがあります。

しかしシミュレーションの実行時間は、現実の4倍くらいありました。

タイミングチャートもあるので、それで実時間との差を確認する必要があります。

Visual Studioのクラス図はどんな感じ

市販のUMLツールでは、クラス図がコードから生成できるもの、できないもの様々なようです。Javaでないとダメなものもあります。Visual Studioでもクラス図が生成できるようです。利用方法は他WEBページでも多数紹介されています。

生成したい状況は、以下の2とおりでしょう。

  • 自分が作ったものを他者に説明したいとき
  • 他人が作ったものを解析したいとき

具体的に使い物になるのか、開発中のコードをあてがって見てみました。

  1. クラスの継承

白い線が継承です。MFCの階層含めて追えていますね。構造体やenumも出してくれます。

2. クラスの関連

クラス間の呼出しや参照、関連は黒い線です。これも追えてはいますね。

3. クラスの関連

メンバリストを必要に応じて閉じることができ、全体の見渡しもしやすいようです。

なるほど。ままず使えそうですね。

iOSシュミレータリストが表示されないとき

引き続きMAC Book Pro 2015でiOSシュミレータも再確認します。しかし、iOSシュミレータリストにデバイス名が出てきません。2012ではバリバリ表示されていたのですが、、、

Xcode SDKと、xamarin.iOSのバージョンが合っていないとダメなようです。合わせるとデバイスリストがでてきました。

iOSアプリの開発環境を安価に作る6

前回記事はこちら

前回、Xcode 12.4では、最新のiOSとは実機デバッグできないことが分かりました。海外のサイトでは、ある程度ならiOSバージョンを戻せるとの情報がありましたが、iOS Ver.16にしてしまうとにっちもさちも行かないようです。

しかたなく最新のmacOS/Xcodeをインストール可能な「MAC Book Pro 2015 early」を導入しました。小キズがある程度で2.8万円でした。これで一気にすべての問題が解決しました。

まずxcodeで試します。実機が選択可能となり、iPhone側で画面がでました。

しかし最新と思っていた「macOS Monterey」ですが近々で「Ventura」というバージョンがリリースされてしまいました。この「Ventura」の対象から、MAC Book Pro 2015は外れてしまいました。iOS17がリリースされたら、2015では対応できないでしょう。

iOSアプリでは、常に開発環境を最新を保っていく必要があるようですね。

Windows側からのiOSシュミレータおよび実機からのデバッグも再トライしてみました。結果は、

  1. 実施できたが遅くで使い物にならない。ほとんどMAC側で動いているんでしょうね。
  2. Visual Studioは2022の最新でないと、iOS16はサポートしていない。xamarin.iOSのバージョンは以下の通りでした。

総費用としましては、MAC Book Pro 2015=2.8万円、iPhone X=2万円、iPhoneケーブル=千円、計4.9万円でした。これにApple開発者の年会費がかかるのでありましょう。