Advanced Installerを試す

近年高価すぎるInstall Shield。他にAdvanced Installerというものがありました。イギリスのようです。フリー版、Pro版$500、エンターブライズ$1800と、小チームでも手が出せそうな価格です。Free版を試してみました。

1.インストール

HPから普通にダウンロードします。問題なくインストールできました。ライセンスキーの発行はなかったです。

2. 作成できるもの

インストーラ本体は.msiで生成されます。一つのSetup.exeには固めてはくれないです。インストールファイルがばらけると運用が面倒でなので重要です。

プロジェクト種類は以下のとおり。VB6が入っているのが泣かせます。

3. 定義方法

ウィザードに答えていけば、定義ができます。以下、スクリーンショットの一部です。

お決まりのインストール後のレジストリキーも定義されます。UIは、Installshield風でかわいい感じです。

4. 仕

InstallShieldのようなスキンは、Pro版でできるようです。

シングルexeはPro版でできるようです。

インストール条件も選択できるようになっています。「Setup Project」では、自分で書かないといけないので、こちらが一歩出ていますね。

しかし、アップデート時に重要なUpgraudeコードの指定がみられませんでした。自動でしょうか?

5. 実行

ビルドしたインストーラの実行結果です。日本語にも対応してますね。ライセンス文の追加やバーナー部の画像変更ができるかは未確認です。

結論としては「使える」といえます。Visual Stdio「Setup Project」と大まか同等。しかし、インストーラは様々なPC環境もありデリケートです。時間をかけて評価したいと思います。

InstallShield Limited Editionは未だ使えるか?

昔、InstallShieldはExpress版で10万円以下、Pro版で20万円程度でした。現在は、100万円以上かかってしまうようです。小組織では導入が厳しいです。「Visual Stdio Setup Project」ではかゆいところに手がとどきませんし、 「InstallShield Script Project」で作ったインストーラもあります 。そこでVisual Stdio 2015に付随する「InstallShield Limited Edition」が未だ使えるか調べてみました。

Visual Stdio 2015を新規インストールし、機能追加まではいけましたが、ダウンロードでNGでした。

現在の配布状況を検索してみると、公式フォーラムに以下の情報がありました。

https://community.flexera.com/t5/InstallShield-News/Product-Announcement-InstallShield-Limited-Edition-Discontinued/ba-p/217448

以下のような内容でした。

公開日は’21.12.14。もう少しはやければ、、、おしかったです。

VS2022の「Setup Project」も、特に機能UPしていないし、Window Installerを直接はつらい非効率。

「wise istaller」はなくなり 「Installanyware」もすでに100万円台。 「MSI Factory」というのは、1ユーザで5.6万と、手が出せそうな価格でですね。

MSI インストーラ作成ツール Indigo Rose社 MSI Factory:エクセルソフト (xlsoft.com)

「Advanced Installer」というものありますね。Freeware, Professional($499), Enterprise($1799) の3種があるようです。

Introduction to Advanced Installer

試してみたいと思います。

Win11でMsOffice2003が動作するか?

win11の動作確認続きです。AndroidStdio、SEGGER、CS+、e2studio主だったIDEはOKでした。

MS Officeの完成形は2003だと思います。軽くで最小の機能、お節介機能が無い。ショートカット操作を多用する弊方としては2007以降はマウス操作しか受け付けない部分があり非効率です。ドキュメントを 効率よく作成するのに今だ用いています。

MS Office 2003 standard パッケージ版を、win11にインストールしてみました。 パッケージ版は、ディスクトップ一台とサブノート 一台 にインストールできます。中古で安く導入可能です。(違法ライセンスに要注意)

Execl、Word、Power Pointともに、特に問題なくインストールでき、動作しました。

オンラインのライセンス認証も、まだできますね。(Windows XPは ライセンス認証はサーバが終了していますが、、、)

2007互換パックも入りますね。

使用に関しては賛否両論あろうかとおもいますが、ファイルは生だしせず、最新Officeに変換したり、PDF化すれば、リリース先でのトラブルは防げるでしありましょう。

Win11でVB6アプリは動作するか?

今だVB6アプリも少なからず残っています。Mircosoftの公式サイトでも、ランタイムの互換が公表されました。Execl VBAを.netにするわけにもいかず、サポートし続けるを得ないのでありましょう。.NETコントロールは複雑すぎて、一般人にはつらいと思います。いままで見たIDEの中で、最速でアプリを作成できるのは、やはりVB6です。

弊方でも実際のところを確認してみました。

  1. アプリの動作

弊方が開発中のチャートグラフミドルのテストアプリのVB6版を動作させてみました。普通に動きました。ミドルのocxは、regsvr32コマンドでこれまで通り登録できました。Mircosoftのvb6のランタイムセット(vbrun60sp6.exe)はインストールが必要です。

VB6のIDEは、MSDNでも未だ配布されています。ライセンスの問題はないので、WIn11にも入れてみました。インストール&基本動作はOKでした。

ただWin10と同様にインストールオプション選別が必要です。吊るしのままですと以下のエラーがでます。この辺りは他者さんのサイトに情報があります。

IT会社さんは、VB6アプリをみると、しきりに.netへの移植を勧めます。 純粋移植作業は見積もし易く、単純作業で、問題が発生してもオリジナルコードのせいにでき、低リスクで稼ぎやすい案件です。(アランブラ→Cは別ですが、、、) 規模が大きければ尚更。.NETに移行する機能的/運用的な目的をはっきりさせましょう。まだ動くコードを大事にしたいですね。


ということでVB6のは未だ使えます。開発環境の無いがMSDNに加入までしたくない、手がたりない、自身がない、担当者がいなくなったなどお困りの方は、こちよりご相談ください。

Win11でVC++6.0アプリは動作するか?

Windows上では古いプラットフォームで作られたアプリがたくさんあります。インストーラレスで動作させるアプリを作るためにVC++6.0で作成する場合もあります。mfc42.dllは、Win98以降OSプレにブレインストールされています。

この度、Windows11がリリースされました。はたして VC++6.0 のアプリは動作するのか、確認してみました。

  1. PCの準備

Windows11は、CPUの前提条件が厳しいです。しかし最新PCを購入するとタイヘンです。

まずHyper-VでWin11インストールを試みましたが、ホストPCが未対応だとNGです。

PCメーカのWindows11対応機種を確認して、「VAIO Pro PG 13 ICore5 16GHz 8250Uモデル」を導入しました。 某有名リース会社さんの放出品で、3万円代半ばでリーズナブルに用意できました。

無償アップデートてインストールは問題なし。PC型番は以下の通り。ドライバも全部当たっています。

なおiCoreの8世代目以降がWin11の条件です。かなり古いPCで Win11で販売している中古PCは、Windows Updateができないなどトラブルがあるらしいです。

2. テストアプリの作成

Win8 のPCにVC++6.0をインストールし、 VC++6.0で適当なアプリを作ります。Win10以降では、VC++6.0のIDEを起動するにはIDEのexe名変更を要しましたので、念のため本適用は控えました。

なお MSDNでは VC++4.0 までの配布で、VC++6.0は未配布です。弊方のIDEは当時のパッケージ品です。

3. テストアプリの実行

win11にexeをコピーして、起動してみます。デジタル署名などセキュリティでけられるかと思いましたが、普通に動きますね。

VC6は、 セキュリティや安定性の問題もありますが、用途次第といったところだと弊方は考えます。なんでも.netにすればよいわけではないです。なおMFCは、今だVS2022でもサポートされていて移行は簡易です。(インストーラ再構築と一連テストは必要) 効率のよい最新のVisual Stdioでデバックして、 コードだけVC6に戻す手もあります。


ということでVC6のは未だ使えます。開発環境が用意できない、手がたりない、自身がない、担当者がいなくなったなどお困りの方は、こちらよりご相談ください。