Win11でVB6アプリは動作するか?

今だVB6アプリも少なからず残っています。Mircosoftの公式サイトでも、ランタイムの互換が公表されました。Execl VBAを.netにするわけにもいかず、サポートし続けるを得ないのでありましょう。.NETコントロールは複雑すぎて、一般人にはつらいと思います。いままで見たIDEの中で、最速でアプリを作成できるのは、やはりVB6です。

弊方でも実際のところを確認してみました。

  1. アプリの動作

弊方が開発中のチャートグラフミドルのテストアプリのVB6版を動作させてみました。普通に動きました。ミドルのocxは、regsvr32コマンドでこれまで通り登録できました。Mircosoftのvb6のランタイムセット(vbrun60sp6.exe)はインストールが必要です。

VB6のIDEは、MSDNでも未だ配布されています。ライセンスの問題はないので、WIn11にも入れてみました。インストール&基本動作はOKでした。

ただWin10と同様にインストールオプション選別が必要です。吊るしのままですと以下のエラーがでます。この辺りは他者さんのサイトに情報があります。

IT会社さんは、VB6アプリをみると、しきりに.netへの移植を勧めます。 純粋移植作業は見積もし易く、単純作業で、問題が発生してもオリジナルコードのせいにでき、低リスクで稼ぎやすい案件です。(アランブラ→Cは別ですが、、、) 規模が大きければ尚更。.NETに移行する機能的/運用的な目的をはっきりさせましょう。まだ動くコードを大事にしたいですね。


ということでVB6のは未だ使えます。開発環境の無いがMSDNに加入までしたくない、手がたりない、自身がない、担当者がいなくなったなどお困りの方は、こちよりご相談ください。

Win11でVC++6.0アプリは動作するか?

Windows上では古いプラットフォームで作られたアプリがたくさんあります。インストーラレスで動作させるアプリを作るためにVC++6.0で作成する場合もあります。mfc42.dllは、Win98以降OSプレにブレインストールされています。

この度、Windows11がリリースされました。はたして VC++6.0 のアプリは動作するのか、確認してみました。

  1. PCの準備

Windows11は、CPUの前提条件が厳しいです。しかし最新PCを購入するとタイヘンです。

まずHyper-VでWin11インストールを試みましたが、ホストPCが未対応だとNGです。

PCメーカのWindows11対応機種を確認して、「VAIO Pro PG 13 ICore5 16GHz 8250Uモデル」を導入しました。 某有名リース会社さんの放出品で、3万円代半ばでリーズナブルに用意できました。

無償アップデートてインストールは問題なし。PC型番は以下の通り。ドライバも全部当たっています。

なおiCoreの8世代目以降がWin11の条件です。かなり古いPCで Win11で販売している中古PCは、Windows Updateができないなどトラブルがあるらしいです。

2. テストアプリの作成

Win8 のPCにVC++6.0をインストールし、 VC++6.0で適当なアプリを作ります。Win10以降では、VC++6.0のIDEを起動するにはIDEのexe名変更を要しましたので、念のため本適用は控えました。

なお MSDNでは VC++4.0 までの配布で、VC++6.0は未配布です。弊方のIDEは当時のパッケージ品です。

3. テストアプリの実行

win11にexeをコピーして、起動してみます。デジタル署名などセキュリティでけられるかと思いましたが、普通に動きますね。

VC6は、 セキュリティや安定性の問題もありますが、用途次第といったところだと弊方は考えます。なんでも.netにすればよいわけではないです。なおMFCは、今だVS2022でもサポートされていて移行は簡易です。(インストーラ再構築と一連テストは必要) 効率のよい最新のVisual Stdioでデバックして、 コードだけVC6に戻す手もあります。


ということでVC6のは未だ使えます。開発環境が用意できない、手がたりない、自身がない、担当者がいなくなったなどお困りの方は、こちらよりご相談ください。

e-taxで事前確定給与届出を行う

法人の役員賞与は、事前に申請が必要です。WEB情報では、税務署の窓口でしか行えないのか、e-taxでできるのかよくわかりません。 e-tax でも「添付文書」で送る必要があるのかなど曖昧です。とりあえず e-tax で試してみました

なんとなく、e-tax WEB版の方かと思いましたが、項目は見つかりませんでした。

e-taxアプリを開いてみると、帳票追加のメニューに普通に出てきますね。

まず、「事前確定届出給与に関する届出書」を記入します。

次に、「付表1事前確定届出給与等の状況(金銭交付用」を記入します。

あとは、署名し、送信すればOK。

管理機能を構築しないで予約表などをHPで公開するには?

ホームページ上に、「予約表」を掲載したいというご相談がありました。

普通に考えると、以下の対応が必要になります。

  • サーバにデータベースを構築。
  • PHPやperlで、CGIスクリプトを作成。
  • 予約登録用のWEBページを作成。
  • 登録用ページは管理者しかアクセスできないようにIP制限などをかける。

しかしながらここまで行うと、それなりに費用がかかります。HPの相場はよくわかりませんが、10万円程度では済まないでしょう。

そこで、Googleカレンダーが使えないか調べてみました。

【課題1】Googleのアカウントに予約用のカレンダーが追加できるか? 結果、下図のようにできますね。

【課題2】ログインせずに誰にでも公開できるか? これもその設定が用意されていますね。

【課題3】固定のURLが生成できるか? これも下図のように可能ですね。

【課題4】 カレンダを自己のHPに組み込めるか? 下図のようにiframeで組み込めました。

表示結果はこちら。

【課題5】 第三者からのスケジュール変更を抑止できるか? これはデフォルト状態で、変更抑止されていますね。

【課題6】カレンダーの表示内容をカスタマイズできるか? サイズや項目の非表示はできますね。 カスタマイズ内容に応じてCGIのパラメタが生成されるので、iframeの内容を再貼付けが必要です。

これで管理機能を構築せず、予約表などをHPに公開できますね。googleさまさまです。

SEGGERでfont設定が記憶されない

エディタのfont はやっぱり「MSゴシック」。 しかしてSEGGERにてfont設定が記憶されないことに気づきました。

他のfontを試してみると、半角の部分は記憶される模様です。テキストエディタの表示には反映されていません。

総合判断すると Font名が日本語が含まれるとダメと推察しました。試してみると、 設定保存もテキストエディタ表示もOKでした。

結果、全角文字を含まないFont名の日本語フォントを指定する必要があるようです。