CANアナライザを安価に導入する

「CANaLyzer」など開発用のCANアナライザは高価です。シュミレーションはできませんが、フリーでオープンソースの「BUSMASTER」があります。

色々なメーカさんのCANインターフェイスが使えます。手近なところでは、PEAK Sysyem社のUSB-CANがありますが、日本では絶縁あり版のみの販売で高価です。絶縁無し版を本国ドイツから直接購入を試みましたができないようです。

そこでUSBタイプでなく、PCIeボートタイプを探しました。USBよりも人気がないようで、運が良いと中古が安価に見つかります。

Kvaser社のPCIEcan HS 型番:73-30130-00425-2 の中古を入手しました。「BUSMASTER」で使えるでしようか?

ドライバソフトは、登録不要で、フリーでダウンロードできました。

BUSMASTER」では、CANデバイスの種類の選択は、機種毎だったりメーカ名だったりアバウトです。

メニューの「Kvaser CAN」を選択してみると、表示されるので認識しているようです。「PCI can」の方を選びます。

XCPの通信をモニタしてみたところです。

「virtual」は、channel0とchannel1どうしで、疑似通信ができる模様です。

ちなみに、PEAK System社のPCIeボートも中古が出回っていましたが、CANデバイスメニューには「PEAK USB」と記載されているので、未対応なのかもしれません。

これで弱小会社でも、(持ち運びできませんが)CANのアナライズ環境を構築できました。

elTaxで個人の市町村民税を申請する。

弊方は、e-Taxで年末調整をしています。このとき個人の所得申請は全てOKと思っていました。しかし市から苦情がきました。国へは申請されますが、県と市には申請されないようです。市への申請を、elTaxで行ってみました。申請は、「PCdeck DL版」で行います。WEB版ではできません

法人と社員個人の市町村がことなる場合は、メインメニュー「利用者情報に関する手続き」->「提出先・手続き変更」から提出先の市町村を追加します。提出先登録完了後(IDが発行されます)を、社員個人の市町村に切替えます。

メインメニュー「申告に関する手続き」->「申告データの作成」-> 「利用者情報の確認」を行うと以下のメニューが開きます。

上記メニューから「個人住民税」を選択し、以下の申告区分を選択し、画面右下の「次へ」を押します。

次に、特別徴収義務者つまり会社側を登録します。提出先の税務署は、社員の市町村の管轄税務署を調べて指定します。毎年初年度だけでなく毎年入力が必要なようです。確認コードの入力は初年だけでいいようです。

以下ダイアログの問合せ意図はよくわかりませんが、はい で進めるようです。

上記画面から「次へ」を選択すると源泉徴収の入力画面が開きます。内容は年末調整と同じようです。同じ値を入力します。年末調整と違う点を図中に注記しています。

他WEB記事によると、個人収入は20万円以下でも記載が必要とのことです。年末調整ソフトで出力された給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 年末調整に係る定額減税のための申告書 兼 所得金額調整控除申告書の以下の部分を記載しました。

上記画面を入力後、「次へ」を選択する内容がチェックされ、申請データ作成一覧に移ります。ここでは「合計表」を選び入力します。これは必須です。年末調整では無かった気がします。

合計表」閉じて、申請データ作成一覧にて「次へ」を選択すると、以下のようにデータ生成が走ります。もしも作成状況の画面に移らない場合、もういちど次へを押してみます。

そうすると、市町村用と国用のデータができます。個人住民税から行うと、国と市町村の両方に同時に送れるシステムになっているそうです。給与支払報告書及び源泉徴収票電子的提出一元化」というらしいです。気配りは良いのですが機能ダブりは税金のムダなので考えものですね…

記画面を入力後、「次へ」を選択すると「給与支払報告書」なるものが表示されます。そこから次ページを開くといつもの「給与所得の源泉徴収票」が現れます。「給与支払報告書」は会社としての総括と推察します。内容がチェックできたら「次へ」で進みます。

内容がチェックされ既に国に送っている場合、署名の段階で市町村のみを選べは、国への二重送信は回避できます。

後は、法人の市町村民税と同様に、署名付与して送信すればOK。

念のためメインメニューから、メッセージ照会メッセージ一覧(本人)からメッセージを開きし、印刷ダウンロード紹介して控えを保存しておきます。

以上で申請は完了です。

ちなみに個人として、市へ所得申請しようとすると、個人事業者や年金受給者のような扱いになってしまうようで、一人会社でも会社として申請した方がスムーズのようです。申請は法人で行い、支払いは個人で行う方法も選べるようです。起業2年まで手順を知らずそうしていました。

Advanced Installerを試す

近年高価すぎるInstall Shield。他にAdvanced Installerというものがありました。イギリスのようです。フリー版、Pro版$500、エンターブライズ$1800と、小チームでも手が出せそうな価格です。Free版を試してみました。

1.インストール

HPから普通にダウンロードします。問題なくインストールできました。ライセンスキーの発行はなかったです。

2. 作成できるもの

インストーラ本体は.msiで生成されます。一つのSetup.exeには固めてはくれないです。インストールファイルがばらけると運用が面倒でなので重要です。

プロジェクト種類は以下のとおり。VB6が入っているのが泣かせます。

3. 定義方法

ウィザードに答えていけば、定義ができます。以下、スクリーンショットの一部です。

お決まりのインストール後のレジストリキーも定義されます。UIは、Installshield風でかわいい感じです。

4. 仕

InstallShieldのようなスキンは、Pro版でできるようです。

シングルexeはPro版でできるようです。

インストール条件も選択できるようになっています。「Setup Project」では、自分で書かないといけないので、こちらが一歩出ていますね。

しかし、アップデート時に重要なUpgraudeコードの指定がみられませんでした。自動でしょうか?

5. 実行

ビルドしたインストーラの実行結果です。日本語にも対応してますね。ライセンス文の追加やバーナー部の画像変更ができるかは未確認です。

結論としては「使える」といえます。Visual Stdio「Setup Project」と大まか同等。しかし、インストーラは様々なPC環境もありデリケートです。時間をかけて評価したいと思います。

InstallShield Limited Editionは未だ使えるか?

昔、InstallShieldはExpress版で10万円以下、Pro版で20万円程度でした。現在は、100万円以上かかってしまうようです。小組織では導入が厳しいです。「Visual Stdio Setup Project」ではかゆいところに手がとどきませんし、 「InstallShield Script Project」で作ったインストーラもあります 。そこでVisual Stdio 2015に付随する「InstallShield Limited Edition」が未だ使えるか調べてみました。

Visual Stdio 2015を新規インストールし、機能追加まではいけましたが、ダウンロードでNGでした。

現在の配布状況を検索してみると、公式フォーラムに以下の情報がありました。

https://community.flexera.com/t5/InstallShield-News/Product-Announcement-InstallShield-Limited-Edition-Discontinued/ba-p/217448

以下のような内容でした。

公開日は’21.12.14。もう少しはやければ、、、おしかったです。

VS2022の「Setup Project」も、特に機能UPしていないし、Window Installerを直接はつらい非効率。

「wise istaller」はなくなり 「Installanyware」もすでに100万円台。 「MSI Factory」というのは、1ユーザで5.6万と、手が出せそうな価格でですね。

MSI インストーラ作成ツール Indigo Rose社 MSI Factory:エクセルソフト (xlsoft.com)

「Advanced Installer」というものありますね。Freeware, Professional($499), Enterprise($1799) の3種があるようです。

Introduction to Advanced Installer

試してみたいと思います。

Win11でMsOffice2003が動作するか?

win11の動作確認続きです。AndroidStdio、SEGGER、CS+、e2studio主だったIDEはOKでした。

MS Officeの完成形は2003だと思います。軽くで最小の機能、お節介機能が無い。ショートカット操作を多用する弊方としては2007以降はマウス操作しか受け付けない部分があり非効率です。ドキュメントを 効率よく作成するのに今だ用いています。

MS Office 2003 standard パッケージ版を、win11にインストールしてみました。 パッケージ版は、ディスクトップ一台とサブノート 一台 にインストールできます。中古で安く導入可能です。(違法ライセンスに要注意)

Execl、Word、Power Pointともに、特に問題なくインストールでき、動作しました。

オンラインのライセンス認証も、まだできますね。(Windows XPは ライセンス認証はサーバが終了していますが、、、)

2007互換パックも入りますね。

使用に関しては賛否両論あろうかとおもいますが、ファイルは生だしせず、最新Officeに変換したり、PDF化すれば、リリース先でのトラブルは防げるでしありましょう。